Posted on 06/22/2025 at 21:34, by matsumoto

『変化への挑戦』(ユダヤ人キリスト者と共に シュラフ)(2025.6.22)

「ただエフネの子カレブと、ヌンの子ヨシュアのほかは、あなたがたを住まわせるとわたしが誓った地に、だれも決して入ることはできない。」(民数記14章30節)

◆はじめに…先主日は民数記8章2節の七つのともしび皿にスポットを当ててみことばを聞きました。七つのともしび皿はすべて同じ高さになるようにメノラーは作られていて、それはすべての存在、いのちは主の前に“平等”だということと、幹から両脇に伸びる6枝の上のともしび皿は、中央の幹の上のともしび皿の方を向いて整えられ、それは主イエス様の方を向いているということで、ヘブル書12章2節「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい」のみことばの現れであり、メノラーのともしびをメンテナンスする奉仕の奥義だということでした。そして私にとっては、重症心身障害者のケアが、一つひとつの“いのちの光”を灯し続けるメノラーの奉仕だとお話しました。

◆変化への向き合い方…今日のテキストは、民数記のカナンの偵察の箇所です。これは私たちに「マインドセット」の重要性を教えてくれます。12人の斥候が同じ状況を体験したにもかかわらず、ヨシュアとカレブだけが肯定的な報告を持ち帰ったのはなぜでしょうか? それは、彼らが変化を恐れず、それを成長の機会と捉える「成長マインドセット」を持っていたからです。一方で、残りの10人は失敗のリスクを恐れ、現状維持を望む「固定マインドセット」に囚われていました。変化に直面したとき、私たちはどちらのマインドセットを選ぶかによって、未来が大きく変わるのです。

◆賜物を活かす勇気…イエス様が語られた「タラントのたとえ」は、このマインドセットと深く結びついています。それは、「失敗を恐れることなく、あなたがた一人ひとりに与えられた賜物(タラント)を思う存分用いなさい」というメッセージです。たとえ自分が「バッタのよう」だと感じたり、自分の能力が取るに足らないものだと思ったりしても、イエス様は、私たちにその賜物を用いることを求めておられます。私たちがタラントを用いるその場所こそ、すでに神の御国なのです。恐れを手放し、与えられた能力を最大限に活かす勇気が、私たちを約束の地へと導く鍵となります。

◆結び…信仰とは、ただ信じるだけでなく、その信仰に基づいて行動することです。ヨシュアとカレブは、約束の地に入るという神の誓いを信じ、困難を乗り越える力を選び取りました。彼らのように、私たちもイエス様から目を離さず、与えられたタラントを恐れることなく用いるとき、たとえ目の前に大きな障害が見えたとしても、神様が私たちに備えてくださっている豊かな場所(御国)へと進むことができます。

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