Posted on 09/21/2025 at 15:35, by matsumoto
きょう、あなたがたはみな、あなたがたの神、主の前に立っている(申命記29章10節)
◆はじめに…先週の金曜日、眞津代牧師が、知り合いのT牧師のお誘いで、日本に移住して来たメシアニック・ジューの方のお話を聞きに行ってきました。1894年に創設されたCPM(チョーズン・ピープル・ミニストリーズ)という宣教団体の日本支部が2022年に誕生し、3日間無料で宿泊できるゲストハウスを運営しながら、日本を訪れるイスラエル人(年間約6万人)への宣教を行なっており、さらに展開することがミッションだそうです。地の果てである日本で、ユダヤ人に福音の種が播かれ、イエス様の永遠のいのちが芽生えるよう、心から祈ります。
◆新年を前にして…ユダヤ暦において、明日22日(月)の日没から新年(ローシュハシャナー)、つまりお正月になります。その新年を迎える直前の安息日に朗読される聖書(トーラー)の箇所が、今日のテキストの申命記29章10節-30章20節になります。そしてそのトーラーに関連した預言書の箇所(ハフタラー)も朗読され、イザヤ61章10節-63章9節になります。それに加えてメシアニック・ジューの集会では新約の箇所(ブリット・ハダシャー)が朗読されます。ルカ4章16節-21節もそのひとつです。イエス様がイザヤ書61章を朗読した箇所です。「貧しい人に福音を伝えるために主が油を注がれ、わたしを遣わされた。捕われ人に赦免を、盲人の目が開かれることを、しいたげられている人を自由に、主の恵みの年を告げ知らせるために(…)きょう、聖書のみことばが実現した」と。
◆みな、主の前に立っている…きょう、この瞬間、私たち一人ひとり、自由な者として主の前に立っています。過去にどんな者であっても、現在、どんな者であっても、そして将来、どんな者であろうとも、ただ主の恵みを受けた赦された罪人として、主の前に、共に立っているのです。はじめにお話しましたメシアニック・ジューの方が、CPMのホームページ内のYouTubeでメッセージをしている動画があり、「福音(良き知らせ)は肉(身体)を通して表現されるもの」と語られていました。ヘブル語で肉は“בשר (バサール)”で、福音は“בשורה (ベソラー)”で、福音の中に肉(ベイト、シン、レーシュ)が含まれていることから、ことば(福音)が肉となった、つまり受肉した福音としてのイエス様を私たち一人ひとりが証しするよう使命を託されていると言うことです。
◆完全無欠でなく欠け、傷ある者として…その私たちは欠けと傷のある者です。そしてその私たちの作者は創造主です。その私たち一人ひとりを主は御許に呼び寄せ、そして喜んで遣わされる方です。
◆結び…イエス様から愛されているこの身丸ごとで共に生きよ、そう主は語られています。
You can follow any follow up comments to this entry through the RSS 2.0 feed.
|