Posted on 07/13/2025 at 20:42, by matsumoto

『神の揺るぎない祝福と人間の思惑』(ユダヤ人キリスト者と共に バラク)(2025.7.13)

神はバラムに言われた。「あなたは彼らといっしょに行ってはならない。またその民をのろってもいけない。その民は祝福されているからだ。」(民数記22章12節)

◆はじめに…映画『キングダム 大将軍の帰還』を「金曜ロードショー」で観ました。舞台は紀元前3世紀の春秋戦国時代の中国。「戦国の七雄」と呼ばれる七大国(斉(せい)・楚(そ)・秦(しん)・燕(えん)・韓(かん)・魏(ぎ)・趙(ちょう))が覇権を競う中、戦乱の世を終わらせるべく中華の統一を志す、嬴政(えいせい/後の秦始皇帝)と、その志に賛同する側近の活躍を描いた中華戦国大河ドラマ。しかし昔も今も武器による戦いで平和が訪れるかのように錯覚しているのではないでしょうか? 武器による平和は一時的です。真の平和は、預言者イザヤが告げるように、過去の戦いから勝つための戦略や戦術を習うことではなく、真の平和は、主のみことばに聞くことでしょう(イザヤ2章1-4節参照)

◆モアブの王バラク…バラク王は、遊牧の民イスラエルの人口の多さに恐れを抱いていました。到底、軍事力では敵わないと判断し、隣国のミデヤンの長老に相談の上、そのころ預言者(占い師)として名の知れ渡っていたバラムを招いてイスラエルを呪ってもらおうということに。早速バラムに使者を送り、モアブに来て欲しいことを伝えました。

◆預言者(占い師)バラム…呪いの依頼を受けたバラムが主に尋ねたところ、「いっしょに行ってはならない。のろってもいけない。その民(イスラエル)は祝福されている」(民数記22章12節)との主(神)の答えを受け、使者に帰るよう告げました。その報告を聞いたバラクはもう一度、位の高い使者を遣わし、厚遇することを伝えました。しかし今度もバラムは「主のことばにそむいて何もすることはできない」(同18節)と。ただ主のお告げを確かめるので一泊するよう提案。その夜、主(神)が来られ「ともに行け。わたしが告げることだけ行なえ」(同20節)と言われ、翌朝、一緒に出掛けることに。そしてその道中、ロバが人のことばを話すのを聞き、行く手に主の使いが抜き身の剣を手に持って道に立ちふさがっているのを目の当たりにしました。

◆祝福…そしてバラムはバラクのもとへ着き、イスラエルの宿営する様子の見える3カ所の小高い丘の上でイスラエルの民を祝福したのでした。イスラエルの民は、主が異邦の民に語られ、バラクとバラムの、のろいと祝福のせめぎ合いがあったことなど、何も知りませんでした。主が約束された祝福は永続します。「主のことばは、とこしえに変わることはありません」(①ペテロ1章25節)「祝福すべきであって、のろってはいけません」(ローマ12章14節)

◆結び…主イエス様の祝福を隣人と分かち合う歩みとなるよう祈ります。

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