Posted on 11/30/2025 at 08:28, by matsumoto

『約束の旅路と天への梯子』アドベント第一(ユダヤ人キリスト者と共に ヴァイェツェ)(2025.11.30)

そして言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたはいまに見ます。」(ヨハネ福音書1章51節)《関連聖句》創世記28:10-32:3/ホセア書12:13-14:10

◆はじめに…先週の通勤時に、車のフロントガラス越しに、小高い丘から空に向かって延びる美しい虹を見ました。「あなたの歩む道の先には希望がある」と、主が語りかけておられるように感じ、腹の底からいのちが湧き上がってくるようでした。本日からアドベント(待降節)に入ります。クランツに灯す最初の一本は「アブラハムのキャンドル」です。「わたしが示す地へ行きなさい」という主の約束を信じ、信仰の旅を始めた「信仰の父」アブラハムを覚える光です。

◆アブラハムの生涯…アブラハムが旅立ったのは75歳の時でした。現代の日本で言えば後期高齢者にあたり、社会の第一線から退く年齢です。しかし、気力や体力が衰え、自分自身の力に頼れなくなる時だからこそ、逆に主への純粋な信頼は深まっていきます。99歳になった彼に、主は「男の子を与える」と約束されました。常識では笑ってしまうような言葉ですが、主は「主に不可能なことがあろうか」と語られ、実際にイサクをお与えになりました。アブラハムの生涯は、人間の限界を超えて働く神の真実さを証ししています。

◆ヤコブの生涯…神の導きは、その孫ヤコブにも及びました。孤独な逃避行の最中、ヤコブは夢の中で天と地をつなぐ「梯子」を見ます。そこで神は「わたしはあなたとともにいる」と語りかけられました。神は昔から、預言者を通し、あるいは夢を通して、旅する民を決して見捨てず導いてこられました。

◆天と地をつなぐ真の「梯子」…そして今、そのすべての約束はイエス・キリストにおいて成就しました。主イエスは「神の御使いたちが人の子の上を昇り降りする」と語られました。イエス様ご自身こそが、天と地をつなぐ真の「梯子」です。アブラハムの死が息子たちを和解させたように、イエス様の十字架の死は、神と人、人と人との間に和解の道を拓き、永遠の命を与えてくださいました。

◆私たちの人生に来て下さった主…私たちの人生もまた旅路です。アブラハムのような老いや弱さ、ヤコブのような不安の中にあったとしても、神は「わたしは共にいる」と語り続けておられます。イエス様によって天は開かれています。主は死を滅ぼし、涙をぬぐわれる方です。このお方が、歴史のただ中に、そして私たちの人生に来てくださったのです。

◆結び…私たちの旅は決して孤独ではありません。イエス様という「梯子」によって、天とつながっている希望を胸に抱きつつ、待降節の喜びの日々をともに歩みたいと願います。

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