Posted on 03/18/2018 at 15:11, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『イエスの誕生』(イエス・キリストの生涯 その11)(2018.3.18)

 

そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た◆これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった◆それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町(=本籍地)に向かって行った◆ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。(…)彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、◆男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋(=客間)には彼らのいる場所がなかったからである。(ルカによる福音書2章1-7節)

 

  • はじめに…先週は、不思議と人の動きがあった週でした。当教会の礼拝に、はじめて来られた方があり、久しぶりに手紙を下さった方があり(ただ住所の記載がなく、またPCメールの記録も消失し、返信できずにご無礼しております)、そして義兄の訪問がありました。義兄は定年後、広島大学に入学し、今週、晴れて満65歳で卒業を迎え、これから大学院での学びの準備をするとのこと。その顔は青年のように輝いていました。いくつになっても学びは始められ、そして継続できるんだと、義兄の姿から励ましと希望をもらいました。
  • そのころ(=神のとき)…さて、今日はイエス様の誕生の箇所です。「そのころ」とは、どんなときだったでしょう。皇帝アウグスト(称号=大いなる者)、すなわちオクタヴィアヌスの治世(BC27-AD14)です。“パックス・ロマーナ”(ラテン語で「ローマによる平和」の意)と呼ばれる世で、力による平和の治世でした。とき同じくしてイエス様が誕生されたのです。その誕生は、力や強さとはまったく逆で、無力さと弱さを象徴するように、布にくるまれ、飼葉おけのなかに幼子としてお生まれになられたのです。このことからもすでにイエス様のもたらされる平和は力(武力)によるものではなく、霊的な愛によるものだということを暗示していました。そして、お生まれになった場所は、ユダヤのベツレヘム。住民登録のときだったことから、ナザレから故郷のベツレヘムへ行く必要があったのです。これは旧約聖書のミカ書のメシヤ預言の成就でした。「ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなた のうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、 昔から、永遠の昔からの定めである」(ミカ5章2節)(ルツ記4章11、17節参照)
  • 結び…創造主の広く長く高く深い、救いのご計画が日々、進められています。

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