Posted on 04/11/2021 at 05:27, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『天にまします我らの父よ』(イエス・キリストの生涯 その155)(2021.4.11)

だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。(マタイの福音書6章9節)

  • はじめに…私も職業人としての定年を意識せざるを得ない年齢に達しました(牧者としての召命には定年はありませんが)。残された年月の中で私に託された課題は、中堅スタッフそれぞれの、将来に向けて、仕事と人生の“道しるべ”を立てるサポートをすることだと意識しています。そのためには良好なコミュニケーションが欠かせません。そしてそのコミュニケーションの前提として基本的な信頼関係が必要です。私たち信仰者にとっては主との信頼関係が最も大切になります。
  • 祈りの基本…本主日から「主の祈り」を共に学んでいきますが、信仰者にとって祈りは“神と人とのコミュニケーション”です。その祈りの基本が、イエス様が弟子たちに教えて下さった「主の祈り」です。
  • 山上の垂訓の中心…聖書の文章構造として「キアスムス」という構造があります。簡単に言うと、最も伝えたいことを包み込むよう対称的に概念、キーワードを配置する文学形式です。「主の祈り」は、マタイの福音書では山上の垂訓(マタイ5章-7章)の中心に置かれています。つまりイエス様が弟子を含め、人々に最も伝えたいことだと言うことです。
  • 私たちの父よ!…いとすぎ教会を含め、多くの教会では「主の祈り」を礼拝の中で唱和していることと思います。しかし「主の祈り」をお題目のように唱えることが、イエス様が教えて下さった「主の祈り」の意味ではありません。「主の祈り」は祈りの基本的な手引き、エッセンスであり、一人ひとりの置かれた状況に応じて変幻自在に祈るものです。その祈りが単なる形式ではなく、父なる神への呼びかけから始まる祈り、その祈りが力溢れる祈りになるのだ、「だから(あなたがたは)こう祈りなさい『天にいます私たちの父よ』(アラム語/アブナン・ド・ビ・シュマイヤ)」(マタイ6章9節)と、イエス様はおっしゃったのです“父”は単独に存在するものではなく、父-子関係の中で存在します。イエス様は父なる神を“アバ(おとうちゃん)”と呼ばれました(マルコ14章36節)。韓国語ならアッパ、英語ならダディです。幼な子が父を百パーセント信頼しての呼びかけです。天におられるわたしの父に、そしてあなたの父に百パーセント信頼して祈れ、それがイエス様の私たちに伝えたかったお心でしょう。
  • 結び…それぞれの呼びかけで、天の父に向かって祈れる幸いを感謝します。

《追記》

Zoom礼拝参加を希望される方は、事前に電話連絡後、主日礼拝当日の10時15分-25分の間に

ミーティングID: 619 286 4474

パスコード: 3D3M69

でアクセスしてください。

ホストから参加の許可設定をします。

※注意事項

①礼拝時はホストから参加者のマイクをミュート設定にします(ミュートにしないとハウリングして音声が聞き取りにくい場合があるためです。礼拝後はミュート設定を解除します)

②イヤホンを使用すると音声が聞き取りやすい場合があります

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