Posted on 05/01/2022 at 17:53, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『主お一人立たれるなら』(イエス・キリストの生涯 その210) (2022.5.1)

わたしはひとりで酒ぶねを踏んだ。国々の民のうちに、わたしと事を共にする者はいなかった。わたしは怒って彼らを踏み、憤って彼らを踏みにじった。それで、彼らの血のしたたりが、わたしの衣にふりかかり、わたしの着物を、すっかり汚してしまった。(イザヤ書63章3節) その方は血に染まった衣を着ていて、その名は「神のことば」と呼ばれた。(ヨハネ黙示録19章13節)

  • はじめに…ロシアのウクライナ侵略戦争の難を逃れて日本にも700人超のウクライナの方たちが避難して来ています。長崎県の壱岐島に住む友人にフィリピン支援の件で連絡をした際、島にも20人の方たちが避難して来ていると聞きました。友人はこれまでも外国人技能実習生として来島している人たちのサポートをしていますが、孤軍奮闘しているようです。その活動を支えているのはイエス様への“祈り”です。
  • ひとりで酒ぶねを踏む…今日のテキストはイザヤ書63章です。主の復讐(審判)と救い(贖い)がテーマです。はじめに壱岐の友人が孤軍奮闘していると言いましたが、主ご自身“ひとりで酒ぶねを踏む”方です。共に歩む者はありません。新約の視点から言えば、“ただおひとりで十字架を背負う”方です。その十字架は私たち一人ひとりが背負うべき十字架に他なりません。主を主として認めず、主のみこころに背き、他者を貶(おとし)め自分勝手な(自らを神とするような)道を歩んだ罪の代償として背負うべき私たちの十字架です。しかしそれに耐えうる人はひとりもないのです。ゆえにその罪をイエス様自らが負い、裁きを自らに下すことによって、私たちを救い、いのちを与えて下さいました。
  • 世間(多数)と勇気…アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏(故人)がスタンフォード大学の卒業式の式辞で「最も重要なのはあなたの心と直感に従う勇気です」と述べました。私たちは何か新しいことを始める時、あるいは現状や課題に直面する時、世間の目を気にしたり、最初に周囲の理解や協力を求めようとします。それは孤立を恐れるからです。つまり勇気がないのです。知恵と力と勇気は主から来ます。主への祈りによって与えられます。
  • 結び…ひとりで酒ぶねを踏まれる方、ただおひとり十字架を負われる方、主お一人が私たちの前に立たれるなら、私たちは孤立することなく、歩むべき道が照らされ、人や状況を恐れることなく勇気をもって進んでいくことができます。永遠のいのちを与えて下さるイエス様に感謝します。

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