Posted on 02/13/2023 at 21:14, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『人はパンだけで生きるのではない』(新約に引用されている旧約 その36)(2023.2.12)

それで主は、(…)あなたも知らず、あなたの先祖たちも知らなかったマナを食べさせられた。それは、人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる、ということをあなたにわからせるためであった(申命記8章3節) /イエスは答えて言われた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。』と書いてある」 (マタイ福音書4章4節)

◆はじめに…先週2月6日、トルコ南東部(シリアとの国境付近)で大地震が発生し、現在約2万5千人の死亡者が出ています。生存率が大幅に下がる72時間を過ぎても、各国から入った救助隊によって救出され一命をとりとめる人々もあります。なかでも最大規模の450人を派遣したイスラエル軍の部隊は7日以降、カフラマンマラシュで19人を救出し、9~10日には約40時間かけて、住宅から9歳の少年を含む家族3人を救出することに成功したと地元メディアが報じています。今回の大地震で、宗教の枠を超えて、被災した人々を救い出すために間髪入れず動いたイスラエルの対応に敬意を表します。

◆救いの熱情…今回の大地震が発生したトルコ南東部は、使徒パウロの生まれ故郷タルソを含む地域であり、また、パウロの異邦人伝道の拠点となったアンテオケもすぐ近くです。約2千年前、聖霊の感動に突き動かされ、「何としても救いたい!」という一心で、ユダヤ教の枠を超えて異邦人伝道へ赴いた、そのパウロのパッションと、イスラエルの救助隊の「助けたい!」という熱情が時代を越えて重なって響きます。

◆マナ…今日のテキストは“民のつぶやきにマナをもって応えられる神”“サタンの誘惑を、みことばでもって退けられるイエス様”です。神様はイスラエルの民の荒野の40年を導かれました。飢えとともにマナを与えられました。つぶやきに変えて主を賛美して生きることを学ばせるためでした。主を忘れることのないようにするためでした。そして主を心に据えて生きるようにするためでした。

◆神のことば(いのちのパン)…イエス様は荒野でサタンの誘惑に遭い、みことばで誘惑を退けられました。最初の人アダムとエバが蛇(サタン)に唆され、その声に従ったため全人類に入った罪(死)を、みことばによって退けられました。「石にパンになるよう命じたら」というサタンの誘惑に「“パンがなくとも人は生きられる。(もしなければ、)神はそのお口から出る言葉のひとつびとつで(パンを造って、)人を生かしてくださる”と(聖書に)書いてある」(塚本訳)と。

◆結び…私たちの霊・魂・身体をこの世の権威・科学・経済で揺るがし、破壊しようとするこの世の支配者の策略から私たちを救い出してくださる主に感謝。

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