Posted on 05/06/2023 at 23:22, by matsumoto

主日メッセージ要約『あなたは、わたしの子』(新約に引用されている旧約 その47)(2023.5.7)

わたしは主の定めについて語ろう。主はわたしに言われた。「あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ」(詩篇2篇7節) /神は、イエスをよみがえらせ、それによって、私たち子孫にその約束を果たされました。詩篇の第二篇に「あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ」と書いてあるとおりです。(使徒の働き13章33節)

◆はじめに…先週の火曜日、Bさん家族が原島に来島。そこで原島の公民館長らとの懇談の時を我が家で持ちました。去る3月20日に離島留学生のHくんが原島の磯で発見されたことについて、お互いの思い(弔いと生活)を率直に話し合うことが目的でした。結果、お互いの“もやもや”も解消し、信頼の絆が深まる機会となったようです。

◆主の定められた時…奇しくも一年前の3月20日、私たちは壱岐に来ていました。そして今、住んでいる原島の見える丘の上で祈りました。主の御心は「わたしが守る。わたしが建てる。恐れず前に進みなさい」でした。すべての営みには時があります。建てるのに時があり、生まれるのに時があります(伝道者の書3章1-3節参照)。今日のテキストの箇所のメインテーマは「あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ」です。“きょう”と言うのは、昨日-今日-明日という今日、ということではなく、“主の定められた時”という意味で、ひらがな表記の“きょう”と、聖書(新改訳)は記しています。

◆養子縁組…詩篇2篇は、王の即位式の際に朗唱されたものと考えられています。通常、王位継承は世襲なので、血のつながりのある父子関係が当然の前提となります。ところが詩篇2編7節は、あなたがわたしの子であるのは、“きょう”わたしがあなたを生んだ(あなたと契りを交わした)からだと、養子縁組による父子関係を結んだことを強調しています。契約による父子関係、契約による王位継承であることを“きょう”、すなわち“定められた時”という言葉を加えることによって強調しています。

◆よみがえりの主…それをパウロは、死んでよみがえった主イエスこそが、王の子、神の子であり、油注がれた者、メシヤ(キリスト)だと、回心後、最初の宣教で、声高に語ったのです。イエス様ご自身も、ザアカイや十字架に掛けられた強盗に“きょう”とお語りになっています。そしてそれは、私たち一人ひとりに語られています。あなたの家に泊まるよ、一緒にパラダイス(エデン)にいるよと。

◆結び…主が共にいて下さり、将来を約束して下さっている祝福に優る幸いは他にありません。

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