Posted on 08/21/2016 at 08:30, by matsumoto

『胸当ての12の宝石(聖なる幕屋 その12)』(ヨベルの年 第50週)

 

 

この宝石はイスラエルの子らの名によるもので、彼らの名にしたがい十二個でなければならない。十二部族のために、その印の彫り物が一つの名につき一つずつ、なければならない。(出エジプト記28章21節)

 

  • はじめに…リオ五輪での日本のメダル総数は、金12、銀8、銅21で、史上最多となっています(21日現在)。日本選手の活躍ぶりは目を見張るものがありますが、その中でも男子400メートルリレー(銀メダル)は圧巻でした。お互いの信頼関係(バトンパス)が、個々の力を120パーセント発揮する源になったようです。チームの力の素晴らしさに世界が注目したのではないでしょうか?
  • 12の宝石…今回で幕屋の学びは最終回です。大祭司の衣服についての学びですが、その中で、特に「胸当ての宝石」に焦点を当てて、御言葉の奥義をともに学びたいと願っています。胸当てには12個の宝石がありました。“12”は、イスラエルの12部族に対応しており、その名が、宿営・行進の順に記されていました(ちなみに肩当ては、誕生順)。上から順に一列目①ユダ(赤めのう・ルビー)②イッサカル(トパーズ)③ゼブルン(エメラルド)、二列目④ルペン(トルコ玉)⑤シメオン(サファイヤ)⑥ガド(ダイヤモンド)、三列目⑦エフライム(オパール)⑧マナセ(めのう)⑨ベニヤミン(紫水晶)、四列目⑩ダン(緑柱石)⑪アシェル(しまめのう)⑫ナフタリ(碧玉)。
  • 最初と最後…最初の宝石は“赤めのう”(血)でした。そして“ユダ”(賛美する)の名が刻まれていました。最後の宝石は“碧玉”(裸にされる)で、そこには“ナフタリ”(格闘する)でした。胸当てには「ウリム(אוּרִים)とトンミム(תֻּמִּים)」が入っていました。これは神の信託を伺うためのサイコロのような道具です。ウリムの頭文字はヘブル語の最初の文字アレフ(א)で、トンミムの頭文字はヘブル語の最後の文字タヴ(תּ)です。ギリシャ語で言えば、アルファ(α)とオメガ(ω)に対応します。つまり、御言葉なるイエス様を象徴していると言えます。
  • 結び…すでに勝利され、御座におられ、今もとりなしておられる主に、賛美を捧げる一週間となるよう、祝福して祈ります。

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