Archive for 11月, 2023

Posted on 11/12/2023 at 20:19, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『虚を実に変える祈り』(新約に引用されている旧約 その68)(2023.11.12)

主は、人の思い計ることがいかにむなしいかを、知っておられる。(詩篇94篇11節) /神は、知者の議論を無益だと知っておられる。(①コリント3章20節)

◆はじめに…先週、家内の血液検査および内蔵のエコーを撮るために久留米の病院へ一緒に出掛けました。その結果、内蔵は正常に働いて、血液中のカリウムの数値も服薬で標準値範囲内に収まっており、ひとまず安堵。今後も、服薬と食事療法で健康管理を続けることになります。どうぞお祈りに覚えてください。

◆むなしい、無益…今日のテキストの詩篇94篇は、厚顔無恥な者から抑圧されている者が主に嘆き、救いを求める歌で、①コリント3章は、御霊ではなく肉に属するゆえに、ねたみや争いが絶えないコリント教会の信徒に対して、パウロが噛んで含めるようにしてキリストにある霊的一致の真理を教え諭している手紙と言えます。私たちも、自分の考え、自分の計画がもっとも正しい、他者のそれよりも優っていると考える傾向があります。そんな人の計画がむなしく、知者(だと自負している者)の議論ゆえに巻き起こる争いやねたみが無益(百害あって一利なし)なことを、主は百も承知ですよと、聖書は記しています。

◆実、有益…それでは、何が“実”であり“有益”なのか。それは、人の計画ではなく御霊に“実”(ガラテヤ5章22-23節)があり、知者の議論ではなく神のご計画が、召された人に“有益”(ローマ8章28節)をもたらす、そう、御言葉は語っています。御霊(助け主、とりなし手=パラクレートス)はイエス様が遣わされ、私たちの内に住まわれます(ヨハネ14章16-17節)。そしてイエス様の語られた御言葉を思い起こさせてくださいます(同26節)。聖霊と御言葉に実益があり、その果実を得る方法がイエス様の御名による祈り(霊的呼吸)です。

◆イエス様につながる…イエス様はご自身をぶどうの木、そして私たちをその枝にたとえています。そして枝が木につながっているなら、多くの実を結ぶと約束してくださっています(ヨハネ15章5節)。そして「わたしの名によって求めなさい。そうすれば受ける」(同16章24節)とも。イエス様と霊的につながる、すなわち祈りでつながる時、豊かに実を結びます。どんなに小さな祈りであっても、イエス様の御名によって祈る祈りは、30倍、60倍、100倍の実を結ぶ偉大な祈りになります。最近はやりのNISA(ニーサ)で地上に積み立てするよりも、イエス様の御名による祈り(感謝と祝福)で天に宝を積み立てることで、人生が祝福に満ちます(①ペテロ3章8-18節)。

◆結び…イエス様にしっかりとつながり、しがみつき、新しい日々を一歩一歩、共に歩んで行けるよう、祈ります。

Posted on 11/05/2023 at 20:34, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『すべての道で』(新約に引用されている旧約 その67)(2023.11.5)

まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。(詩篇91篇11節) /神は、御使いたちに命じてあなたを守らせる(ルカ4章10節)

◆はじめに…先週、うれしい出来事がありました。「今までずっと、先生たちのことが気になっていました。かつて先生たちに失礼なことをしました。この年になって分かります。お詫びします」と。電話口での震える声から、Nさんが本心から赦しを乞うていることが伝わってきました。自らの過ちを認めて、直接、謝ることは勇気がいることだと思います。聖霊様の導きに感謝します。

◆御霊に導かれて…今日のテキストは、いわゆる「荒野の誘惑」とか「荒野の試み」と呼ばれている箇所です。荒野へ導いたのは御霊ですから、創造主(父なる神様)のみ旨に基づく明確な意図と目的があります。ルカはこの「荒野の試み」の前に、イエス様から人類の始祖アダムへ遡る系図を挿入しています。そこから読み取れるのは、最初の人間アダムの失敗を、第二(最後)のアダムとしてイエス様が、罪人の末裔であるすべての人類の救い主として唯一無二の方だということを伝えています。そのことをサタン(この世の支配者)がアダムを誘惑したように、イエス様を誘惑したものの、そのすべての誘惑に対してイエス様が勝利したことで、裏付けています。

◆三大誘惑…私たちにとっての“荒野”は、私たちがただ一人、祈りと黙想をする場であり、時です。聖なる時であり、聖なる場であると同時に、世俗の考えが襲ってくる場であり、時でもあります。その中で、最も大きなものが①経済問題(パンかみことばか)②政治問題(支配か奉仕か)③宗教問題(贈り物か贈り主か)です。

◆すべての道で…それらの誘惑に対してイエス様は、申命記のみことばをもって、それらの誘惑を退けました。それは“荒野の四十年”でモーセが導く中、イスラエルの民が失敗を繰り返しながら学んだ、主のみことばでした。私たちもこの世の考えが入り込む環境の中にあって、無数の選択肢があり、迷路もあれば、脇道もあります。その分かれ道で、イエス様の語られる一つひとつのみことばに支えられて生きたいと思います。イエス様は道であり、真理であり、いのちです。

◆結び…御使いを遣わして私たちを“すべての道で守られる”と、主は約束してくださっています。聖霊様の導きに従い、みことばに生かされ、神と人に仕え、主に栄光をお返しする新しい月となるよう、祈ります。

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