Posted on 03/01/2020 at 16:27, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『喜びの三要素』(イエス・キリストの生涯 その97)(2020.3.1)

こう叫んだ。「イスラエルの皆さん、手を貸してください。この男は、民と律法とこの場所に逆らうことを、いたるところで皆に教えている者です。そのうえ、ギリシア人を宮の中に連れ込んで、この神聖な場所を汚しています。」(使徒の働き21章28節)(聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会)

はじめに…現在、世界中で大流行している新型コロナウイルス肺炎。日本においては感染拡大が続いていますが、中国、台湾では徹底した対策によって終息に向かっています。私の勤めているデイサービスでも出来る限りの感染防止対策(マスク着用、手洗い、アルコール消毒他)を行い、一人の重症者も出さず、利用者とスタッフの健康を守ろうとしています。

デマの拡散…ウイルスの拡大と相まって、さまざまな情報が拡散し、誤った情報やデマ情報も出回っています。ウイルスの拡散防止とともに、情報を取捨選択して焦らず冷静に対処する必要があります。今日の聖書のテキストもパウロの語り口の一部を切り取って誤解した思いで振る舞いを見て邪推して、迫害するユダヤ人の姿が記されています。(それはかつてのパウロの姿でもあった)

真理…パウロは本当に「民と律法とこの場所に逆らうことを、いたるところで皆に教えて」いたのでしょうか? つまりデマを吹聴して回ったのでしょうか。そうではなく、真理を曲げることなく語り続けたのです。しかし、それはあたかも(へブル人にとって)道理に反しているような響きをもっていたのです。イスラエルの民、モーセの律法、エルサレムの宮の三者は“ユダヤ教の三要素”ともいうべき重要なものですが、古い習慣や考えに固執して、新しいものを好まない保守的な人々には、それらをことごとく否定するように聞こえたのです。しかしパウロは、真のイスラエル(ガラ6:16)、まったき律法(ロマ13:10)、心の宮(Iコリ3:16)について教えたのです。つまり主イエス、隣人、自分(内なる聖霊)=JOY(Jesus Others Yourself)、喜びの三要素を宣べ伝えたのです。

疫病の意味…受難節(レント)が始まりました。今、新型コロナウイルスが流行していますが、イエス様の十字架(受難)は復活(イースター)へと続きます。復活のイエス様を信じ、隣人を愛し、聖霊の宮である自分自身を大切にしながら歩むとき、疫病は過ぎ去り(過ぎ越し)、解放と希望の春がやって来る、そう信じます。

結び…喜びの三要素を懐に抱かせてくださる三位一体の主の愛に感謝します。

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