Posted on 12/21/2020 at 07:56, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『使徒信条(その3)~待降節第四主日』(イエス・キリストの生涯 その139)(2020.12.20)

主は聖霊によりて宿り、処女(おとめ)マリヤより生まれ、(イザヤ書9章6-7節、ルカ1章26-38節、2章1-20節参照)

  • はじめに…私たちはアドベント・クランツに4本(5本)のローソクを立てて、アドベントの主日毎に1本ずつ明かりを灯していきます。今日はその4本目で「マリヤのキャンドル」です。マリヤが主の御言葉を受け入れ、御子イエス様をその胎に宿した、その従順、謙遜を象徴するキャンドルです。マリヤ自身、「ひどくとまどって(…)」(ルカ1章29節)と、聖書は率直に心の葛藤を伝えています。マリヤは受胎告知する御使いと問答するなかで「おことばどおりこの身になりますように」(ルカ1章38節)と、御使いのメッセージを受け入れました。ことばを耳で聞いて真の生命を懐妊した、科学の域を超える霊的な事柄です。これは自らのいのちを主に預ける覚悟、信仰による決断です。これは、とんでもなく大きな恵みの約束、裏返して言えば誰一人信じてくれそうもない出来事を、小さな身体で丸ごと受け止めた歴史的事実(真実)なのです。
  • 子なる神②…アドベント第1主日から共に使徒信条のメッセージを聞いていますが、本日は第3項「主は聖霊によりて宿り、処女(おとめ)マリヤより生まれ」です(古ローマ信条では「主は聖霊および処女(おとめ)マリヤより生れ」となっています)。ヘブル語訳の使徒信条もありますが、その「聖霊により宿り」のところを日本語に訳すと「聖霊によって熱心に捜し求められた」となります。聖霊によって捜し求められ、見つけ出された一人として、今日、この告白を主と人の前で宣言したいと思います。
  • 人となった神…父なる神のほとばしり出る愛は、聖霊の働きによってマリヤの胎に、その独り子イエス様を宿らせ、私たちとまったく同じ人間としてこの世に誕生させられました。最初の人アダム以来、私たち人間は、罪のDNA(原罪)を引き継いで生まれ、自分自身でその縄目を断ち切ることは決してできません。つまり父なる神の前に出ることのできない存在、父なる神の祝福から遠ざからざるを得ない存在です。罪の縄目を解くには、完全な贖い(罪の価の肩代わり)が必要なのです。罪を孕んだアダムとエバに皮衣を着せ、その命を保った創造の神は、私たちとの交わりを完全に回復するするため、罪なくまったく聖い独り子イエス様を世に送られました。そして主の贖いの死とその血によって私たちの罪を覆い、罪赦された者として主と共に永遠に生きる道を拓いてくださいました。
  • 結び…自ら贖いの死によって私たちを生かす救い主として、聖霊によって宿りマリヤを母として、この世に来てくださった方主イエス様に栄光。

《追記》

zoom参加を希望される方は10時15分-25分の間に

ミーティングID: 619 286 4474

パスコード: 3D3M69

でアクセスしてください。

※注意事項

①礼拝時はホストから参加者のマイクをミュート設定にします(ミュートにしないとハウリングして音声が聞き取りにくい場合があるためです。礼拝後はミュート設定を解除します)

②イヤホンを使用すると音声が聞き取りやすい場合があります

You can follow any follow up comments to this entry through the RSS 2.0 feed.

Comments are closed.

アーカイブ ログイン お問い合わせ