Posted on 08/08/2021 at 09:39, by matsumoto
あなたはその方(イエス・キリスト)のために、すべての人に対して、あなたの見たこと、聞いたことの証人とされるのですから。(使徒の働き22章15節)
- はじめに…8月6日、広島で平和祈念式が開催されました。一人ひとりの小さな行動が、核のない世界の実現に向けた力ある重要な一歩である、そんなメッセージが広島市長から発せられました。かつてオリンピックメダリストでノーベル平和賞受賞者のフィリップ・ノエルベーカー氏は1959年の平和賞受賞講演で次のように話しました。「困難なことというのは、少し時間のかかることです。不可能なことというのは、さらにもう少し時間のかかることです」と。時間はかかるが、核のない世界は実現可能なのだ、だから私は失望しないし、皆さんもあきらめないで下さいということでしょう。
- 回心の証し…今日の箇所は、第三伝道旅行を終えたパウロがエルサレム神殿で民衆に向かって、自らの回心の証しを行なったところです。かの有名な“ダマスコ途上での回心”です。パウロはダマスコにある諸会堂あてに“逮捕令状”ならぬ大祭司の承認を得た手紙を携えて、鼻息荒くダマスコへ向けて旅立ちました。ところがその途中、天からの光に打たれ、地に倒れ、目も見えなくなったのです。そこで声を聞いたのです。「サウロ、なぜわたしを迫害するのか」と。それはイエス様ご自身の御声でした。「わたしは、あなたが迫害しているナザレのイエスだ」(使徒の働き22章7-8節)
- 計画更新…デイサービスでは、サービスを提供する際、介護計画書を作成します。計画には課題と目標があり、定められた期間が来たら、計画の見直し、更新をします。それには本人の同意が必要です。主は、私たち一人ひとりに対して計画を持っておられます。計画の継続もありますし、小さな変更、ある時には大幅な方針転換もあります。パウロに対しては、キリスト(信仰者)の迫害者からキリストの福音宣教者への劇的な計画内容の変更がありました。主ご自身に対して迫害を加える者だからといって罰を加えるどころか、恵みによって信仰を与えられました。そして異邦人(を含むすへての人)への福音の宣教者としての使命を与えられたのです。役に立たないと見捨てるのではなく、選びの器として用いられるのです(使徒の働き9章15節)。私たちを決してあきらめないお方、愛をもって伴ってくださる方が、主イエス様です。その主のご計画に対する同意が“バプテスマ”と言えるでしょう。
- 結び…主イエス様の私たち一人ひとりに対する愛のご計画(御心)は、実行がとても難しく、不可能にも思えるものですが、必ず主が共にいて成し遂げてくださることに信頼して歩ませて頂けるよう祈ります。
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