Posted on 03/06/2022 at 18:40, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『平安はイエス様(のみことば)にある』(イエス・キリストの生涯 その203)(2022.3.6)

あなたの子どもたちはみな、主の教えを受け、あなたの子どもたちには、豊かな平安がある。(イザヤ書54章13節)/預言者の書に、『そして、彼らはみな神によって教えられる』と書かれていますが、父から聞いて学んだ者はみな、わたしのところに来ます。(ヨハネ福音書6章45節)

  • はじめに…ロシア大統領プーチン氏の命令によって先月24日からロシア軍がウクライナに侵攻を始めて10日。その戦火の中で、現地のキリスト者(とユダヤ教徒)は、地下室やシェルターに身を隠しながら、旧約聖書の詩編31編を読んで祈っていると、キリスト教関連のメディアが伝えています。この祈りは、ウクライナのユダヤ教ラビの呼びかけから始まりました。今、詩篇31篇のみことばが心の暗闇を照らす光となって、不条理な困難の中にあるウクライナの人々を支えています。ウクライナ人牧師レイチネッツ氏は「私たちは平和を祈ることを勧めます。敵に勝利することを祈っていません。外交が解決策をもたらすことを祈ります。これ(ウクライナ侵攻)を止めるのは奇跡であるに違いないことを知っているので、神の奇跡が起こることを祈ります。ですから、私たちは人々と一緒に聖書を読み、祈ります。」と語っています。
  • 変わらぬ愛…今日のテキストはイザヤ書54章です。紀元前586年アブの月の9日、バビロン軍によってソロモン神殿は破壊されエルサレムの町は廃墟と化しました。イスラエルの民にしてみれば神から完全に見捨てられたように思わざるを得ない状況だったにもかかわらず、主なる神の愛は永遠に変わることはなく、あわれみをもって関係を回復される(救われる)という、慰めに満ちたみことばが語られています。
  • 主の教え…主との関係が回復したイスラエルは子孫を増していきます。そしてそれらの子どもたちは“主の教え”を受け、豊かな平安に満たされると語られています(イザヤ54章13節)。この箇所をイエス様は引用して、「父から聞いて学んだ者(=神に教えられた者)はみな、わたしのところに来る」(ヨハネ6章45節)と語りました。つまり、このイザヤ書とヨハネ福音書のみことばを重ね合わせると、豊かな平安=わたしのところに来る、ということになります。前節44節では“父が引き寄せられない限り”とあり、イザヤ書には「大きなあわれみをもって、あなたを集める」(イザヤ書54章7節)とあることから、主が愛をもって困難な中にあるウクライナの人々を(私たちを含めて)いつも御許に引き寄せてくださり、永遠のいのちに活かしてくださっている真実を知らせされます。
  • 結び… “いのちのパン”(活ける神のみことば)なるイエス様に活かされていることを感謝します。
地下シェルターで詩篇31篇を祈る家族

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