Posted on 08/07/2022 at 18:27, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『人生の転換』(新約に引用されている旧約 その11) (2022.8.7)

すると主は彼女に仰せられた。「二つの国があなたの胎内にあり、二つの国民があなたから分かれ出る。一つの国民は他の国民より強く、兄が弟に仕える。」(創世記25章23節) / 「兄は弟に仕える」と彼女に告げられたのです。(ローマ人への手紙9章12節)

◆はじめに…アメリカ下院議長のペロシ氏が台湾への訪問旅行を決行しました。その後、中国は台湾周辺で大規模な軍事演習を行っており、台湾をめぐるアメリカと中国との軍事的緊張が高まっています。新型コロナ感染で経済が行き詰っている世界各国の指導者が、国民の不満の矛先を国内から国外へ逸らそうとしているのでは…と疑わざるを得ません。時同じくして広島市では「平和記念式典」が執り行われ、松井市長が「平和宣言」を宣誓しました。送迎中の車のラジオで聞いていましたが、『ロシアの文豪トルストイが残した「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」という言葉をかみ締めるべき』という言葉に、心の中で大きく頷きました。

◆覇権(家督権)争い…今日のテキストは、イサクの双子の兄弟、エサウとヤコブの記事です。どちらも人間的に欠点の多い者です。エサウは狩りから帰り、空腹を満たすためにヤコブが料理していたレンズ豆を要求し、ヤコブは、ここぞと言わんばかりにエサウに長子の権利(家督権)の売り渡しを要求しました。お互いに自分の欲求(欲望)を満たすためだけに相手と接しました。その方法がエサウは愚かで軽率、ヤコブは利己的で狡猾です。兄弟の幸福、家族の幸福、他者の幸福のことなど1ミリも考えていません。自分のことだけです。

◆あわれみによる選び…使徒パウロは、このエサウとヤコブの出来事から、神様の選びの計画は、(律法による)行いによらず、ただ神様のあわれみ、召しによるのだと語ります。「兄(エサウ)は弟(ヤコブ)に仕える」と、主がリベカに伝えたのは、まだふたりともリベカの胎内にあり、生まれていなかった、つまり善も悪もなす以前に、主はすでにご自身の遠大なご計画を持っておられるのだとパウロは語りました。主は忍耐をもって私たちの人生の旅路をともにしてくださり、すべての者(ユダヤ人も異邦人も)を「生ける神の子ども」(ローマ9章26節/ホセア1章10節参照)と呼んでくださるのだと。その主のご計画は兄と弟の祝福の順序がひっくり返るような、“大どんでん返し”の驚くべきご計画なのです。

◆結び…人間的な計画(策略)は頓挫します。しかし主は、あわれみにより忍耐をもってご自身の祝福のご計画を進めてくださり、誤り多き私たちを、主を愛し、隣人を祝福し、平和を造り出す者としてくださることを信じて感謝します。

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