Posted on 10/23/2022 at 15:51, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『真実の幕屋』(新約に引用されている旧約 その22) (2022.10.23)

よく注意して、あなたが山で示される型どおりに作れ。(出エジプト25章40節) /その人たちは、天にあるものの写しと影とに仕えているのであって、それらはモーセが幕屋を建てようとしたとき、神から御告げを受けたとおりのものです。神はこう言われたのです。「よく注意しなさい。山であなたに示された型に従って、すべてのものを作りなさい。」(ヘブル人への手紙8章5節)

◆はじめに先週、満面の笑みを浮かべた河野太郎デジタル大臣が、大臣そっくりに型どったアバターロボットと並んでメディアに出ていました。今後、公的な場にアバターロボットが出席?して、大臣になり代わって公務を行なう実証実験が行なわれるようです。公共の場で情報発信したり、遠隔地での業務を大臣の代わりにアバターロボットが行うことで、大臣の移動にかかる時間や費用の削減効果をチェックするとか。結局、権力者がなるべく労力を使わず、ゲーム感覚で民衆をもてあそぶことになるだけでは…。一方で、小型分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」が、病気や身体的な理由で行きたい場所に行けない人が、会いたい人に会ったり、社会参加したりして、世界を広げ、誰かに必要とされて、死ぬ間際まで生きがいを感じられる社会を実現するために活用されはじめています。

◆天の写しと影…今日の聖書のテキストは「真実(天)の幕屋」と、その“写しと影”である「型(地)の幕屋」です。「型」あるいは「形式」から入ることは有限な人間にとって、とても大切なことです。伝統芸能や武術、スポーツ、お茶やお華の作法など、様ざまな学習も「型」から入ります。「学ぶ」ことは「まねぶ(真似ぶ)」ことです。創造主なる神も、神と人のコミュニケーション(霊的礼拝)の在り方を伝えるためにモーセに幕屋の建設を指示なさいました。地上の幕屋は天上の幕屋の「型」、すなわち“写しと影”だとヘブル書は語ります。モーセの幕屋が“写しと影”であるように、現在のキリスト教会も“写しと影”です。

◆真実の幕屋では「真実(天)の幕屋」とは? 天に地上の幕屋(教会)とそっくりな幕屋(教会)があるのでしょうか? 幕屋は主の臨在そのものです。教会はキリストのからだです。イエス様がこの地に住まわれたとき、イエス様ご自身が幕屋となられました。復活、昇天して天の御座に着座されました。イエス様は真実(天)の幕屋として天と地とよみを聖霊で満たして、大祭司の務めを続けておられます。幕屋の構造は、至聖所・聖所・庭の三位一体構造です。知・情・意であり、霊・たましい・からだ、父・子・聖霊、愛・恵み・交わりの三位一体構造です。

◆結び…真実の幕屋なるイエス様は、私たちを親愛の情をもって包み込んで下さり「神の民(神の子ども)」の型として天上の礼拝に与らせて下さっておられます。

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