Posted on 11/06/2022 at 18:50, by matsumoto
主は仰せられた。「わたし自身、わたしのあらゆる善をあなたの前に通らせ、主の名で、あなたの前に宣言しよう。わたしは、恵もうと思う者を恵み、あわれもうと思う者をあわれむ」(出エジプト33章19節) /神はモーセに、「わたしは自分のあわれむ者をあわれみ、自分のいつくしむ者をいつくしむ。」と言われました(ローマ人への手紙9章15節)
◆はじめに…ロシア「国民統合の日」の祝日だった4日、前大統領のメドベージェフ国家安全保障会議副議長が「創造主の言葉が我々に神聖な目的を与えた。地獄の支配者、サタンや大魔王の阻止だ。彼らの目的は破壊で、我々は命。だから勝利は我々のものだ」とSNSで投稿をしたと朝日新聞デジタルが報じていました。暗澹たる気持ちになります。主がロシアのウクライナ侵略を良しとすることなどあり得ようはずがありません。主のみこころは「殺してはならない」「剣を納めよ」「二度と戦いを習わない」です。
◆モーセとパウロの同胞に対する思い…今日の聖書のテキストの主題は「恵みとあわれみの主」です。「怒りをおさめ、思い直してください」(出エジプト記32章12節)と主に祈り嘆願したモーセは、さらに外交官が外交交渉するように主に和解を求めます。「この民は大きな罪を犯してしまいました(…)彼らの罪をお赦しくだされるものなら、どうかあなたの書物から、私の名を消し去ってください」(出エジプト32章32節)と。パウロもローマ書9章の冒頭、モーセと同じ思いを表白しています。「もしできることなら、私の同胞、肉による同国人のために、この私がキリストから引き離されて、のろわれた者となることさえ願いたい」(ローマ書9章3節)と。
◆イスラエル人の救い…「金メッキの子牛」事件以後、主は、宿営の外の天幕において、モーセとだけひっそり会うようにしていました。つまり救い、主との直接的霊的交流がモーセただひとりだけに限定されてしまった訳です。この状況をモーセは良しとしませんでした。モーセ個人の救いでは満足しなかった訳です。それでモーセはさらに祈りよって主と粘り強く直接交渉を続けました。「あなたのお心にかなっているのでしたら(…)私たちの咎と罪を赦し、あなたのものとしてください」と。そしてモーセは主との再契約を締結し、幕屋の完成に至りました(出エジプト記34章10節以降参照)。
◆結び…主の臨在は、幕屋から神殿、さらにイエス様ご自身となり、恵みとあわれみの主によって、今から将来にわたって、すべての人に救いが及んでいる真実があることを覚えたいと願っています(ローマ書11章25-26節)。
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