Posted on 01/29/2023 at 00:55, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『超我優聖』(新約に引用されている旧約 その33)(2023.2.22)

あなたにこのことが示されたのは、主だけが神であって、ほかには神はないことを、あなたが知るためであった。(申命記4章35節) /そこで、この律法学者は、イエスに言った。「先生。そのとおりです。『主は唯一であって、そのほかに、主はない。』と言われたのは、まさにそのとおりです」(マルコ福音書12章32節)

◆はじめに…先週の1月17日で阪神淡路大震災が起こって28年が経過します。当時、西宮の親戚の叔父さん宅に滞在していて直接震災を体験しましたので、今でのその瞬間のことをリアルに思い出します。家の中は割れた食器や食材が散乱し、外は、家は潰れ、高速道路は落ち、地中埋められたガス管や水道管が破損していました。目の前の現象もさることながら自然環境の背後にある大きな“意志”の存在を感じました。

◆献身の動機…その震災の中、信義叔父さんは、朝一番に出掛けて行き、破裂して水の吹き出している水道管のところで、近所の人々へ順番に水を配っていたのです。私はと言うと、自分のことを優先して、大阪で開かれていたスクーリングに出掛けました。通常1時間くらいで目的地に着くところが半日掛かりでした。そして驚いたことに淀川を越えたら大阪の街はいつもとまったく変わらない日常があったのです。震災とはまったく無縁のようでした。あ然としました。この震災での体験が私を献身へと導いたのです。

◆頂芽優勢(ちょうがゆうせい)…先週、バラでお世話なっている師匠(社長さん)に庭のバラの冬剪定をお願いしました。伸び放題になっていたバラの枝を綺麗に整えて下さいました。剪定作業をしながら“頂芽優勢”ということを教えて下さいました。読んで字のごとく、真っ直ぐ伸びたバラの枝(茎)の先端の芽が一番成長するという、植物の性質のことです。この性質を利用し、枝(茎)の先端を切り、水平方向に誘因することで側芽の成長が促進され、春には花をたくさん咲かせるようになるということです。

◆ピスガの頂きで…今日のみことばは、モーセがその生涯の最期に、ピスガの頂き(ネボ山)に立ち、主ご自身から頂いたみことばです。モーセは誰よりも主に近くいました。しかし主はピスガの頂きに立つモーセに「あなたはこのヨルダンを渡ることができない」「ヨシュアを力づけ、励ませ」(申命記3章27、28節)と語られました。モーセはホレブ山で神の召命を受け、シナイ山で十戒を授けられ、ピスガ山頂に立った後、120歳でその生涯を閉じました。信仰はヨシュア率いるイスラエルの民に引き継がれました。

◆結び…私たちの人生は「頂芽優勢」ならぬ「超我優聖」なのです。

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