Posted on 07/29/2023 at 22:11, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『スピーチフリーのみことば』(新約に引用されている旧約 その57)(2023.7.30)

あなたの舌に悪口を言わせず、くちびるに欺きを語らせるな(詩篇34篇13節) /舌を押えて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず(①ペテロ3章10節)

◆はじめに…先週の月曜日、職場で社内研修会がありました。内容は、①口腔ケア②身体拘束防止③虐待防止についてでした。「以前、学んだから、それくらい知っているし、やれている」と思い込んでいることがあるなあと、どれも改めて勉強になりました。今一度、自分の介護技能のレベルを振り返り、基本に立ち返る必要を感じました。きっと、これは仕事としての介護に留まらず、日常生活全般、牧会(魂への配慮)についても同様だと思います。もっとも興味深かった学びは、虐待(拘束)の一種である“スピーチロック”でした。スピーチロックとは言葉で相手の行動を制限することです。条件反射的に使ってしまうものとして「ちょっと待ってください」という一言もスピーチロック、すなわち虐待(拘束)だということです。しかし、みことばなるイエス様は、私たちを自由にしてくださるためにこの世に来られ、さらに聖霊様を遣わされました。スピーチロックに対して、イエス様は、みことばで私たちを“スピーチフリー”してくださいます。みことば(真理)によって解放してくださり、自由にしてくださり(ヨハネ8章32節参照)、行動変容(主に近づき、みこころのために過ごす)をさせてくださいます。

◆ソロモンの知恵…ところでダビデの子ソロモンは、夢で主なる神様から「与えて欲しいものを願え」と言われた際、(自分のためでなく)民を正しく導く知恵を主なる神様に願いました(①列王記3章1-28節)。その知恵のひとつを現したエピソードが「二人の遊女に対する裁き」として記されています。ソロモンは今日のテキストにある舌を悪口、欺きを語らないことにとどまらず、その舌を積極的に用いて、歴史に残る、あっぱれな“名裁判”をしました。また、主なる神様はソロモンに、知恵に加えて、長寿、そして富と誉れをも与えると約束してくださいました。しかしすべてには限りがあります。実際、ソロモンの齢は80歳でした。

◆真理(知恵そのもの)なるイエス様…聖書(ルカ福音書2章)は、イエス様が成長し、知恵が満ち溢れる様を記しています。イエス様は父なる神様の知恵そのものであり、イエス様はご自身を「道であり、真理であり、いのちです」(ヨハネ14章6節)と伝えています。さらに「わたしはよみがえり」(同11章25節)と語られ、事実、死から復活されました。しかも、霊として陰府(よみ)に降り、捕われの霊に、みことばを宣べられ、解放されたのです。今も、救い(解放)の御業(スピーチフリー)を続けておられます

◆結び…主のすばらしさを味わい、見つめ、主の証し人としての一週間となりますように。

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