Posted on 09/17/2023 at 08:26, by matsumoto
あなたは、いと高き所に上り、捕われた者をとりこにし、人々から、みつぎを受けられました。(詩篇68篇18節) /そこで、こう言われています。「高い所に上られたとき、彼は多くの捕虜を引き連れ、人々に賜物を分け与えられた」(エペソ4章8節)
◆はじめに…昨日の夜中、眞津代牧師がカビアレルギーの症状が出て、眠れなくなってしまいました。しばらくして症状が落ち着いた後、夜空を見上げると、三つの星が明るく輝いていました。“夏の大三角”と呼ばれる星座です。創世記によれば、星が創造されたのは第4日目。ですからその創造の光景をそのまま見たことになります。闇夜に輝く星に希望と恵みを感じながら、朝まで休みました。
◆ユダヤ暦の新年…さて、先週の15日(金)の日没(新月)から、ユダヤ暦における新年(5784年)が始まりました。次の満月(29日(金)の日没)には仮庵の祭り(スコット)を迎えます。聖書の記述(主にルカ福音書)を総合すると、イエス様が実際にお生まれになったのは、この仮庵の祭りの時期だったことが分かります。ですから、このユダヤ暦の新年から仮庵の祭りのこの時期に、天地創造の出来事と、イエス様がこの世に遣わされたことに思いを馳せることは意義深いことです。
◆賜物…本日のテキストの主題は、この世に遣わされたイエス様が地上生涯をまっとうした後、昇天されたイエス様が、私たちを含め、人々に賜物(カリスマ(ギリシャ語)/ギフト(英語))を与えられたということです。賜物は極めて多様です。私たち一人ひとりの個性にふさわしく、創造主なる父なる神様からイエス様に託され、恵み(カリス)として私たちにすでに贈られて手元に届けられているのです。その贈り物を喜んで(カーラー)受け取ることをイエス様は望んでおられます。
◆与えるために受け取られた…詩篇に「人々から、みつぎ(賜物)を受けられた」とあるところを、パウロは大胆に「人々に賜物を分け与えられた」とまったく逆に解釈して伝えています。しかし、そのことから浮かび上がる福音のメッセージは、イエス様は与えるために受け取り、受け取った結果として賜物を与えてくださるのです。イエス様は人々から良きものを受け取られたのでなく、 “霊的な敵対者の持てるもの”つまり、罪、肉の世、死、墓の支配権と権力、すなわち悪しきものをすべて、丸ごと受けられたのです。そして愛、聖霊、復活のいのち、天の御国、イエスご自身を贈り物として与えて下さっています。
◆結び…父なる創造主が義によって世界を創造され、愛によってイエス様がこの世に受肉され、賜物を与えてくださる聖霊様の“恵みの大三角(三位一体)”を共に喜びたいと思います。
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