Posted on 10/29/2023 at 19:01, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『神の子ども』(新約に引用されている旧約 その66)(2023.10.29)

わたしは言った。「おまえたちは神々だ。おまえたちはみな、いと高き方の子らだ」(詩篇82篇6節) /イエスは彼らに答えられた。「あなたがたの律法に、『わたしは言った。あなたがたは神(々)である。』と書いてはありませんか。」(ヨハネ10章34節)

◆はじめに…恵愛園で働き始めてから二週間余りが経ちました。一人ひとりと関わる時間が増す中で、少しずつ利用者さん、職員さんの顔と名前が一致するようになり、それぞれのキャラクター(個性)も見えてきました。これから園で織りなされる出来事の中から、主の御業、御言葉を拾い上げていければと願っています。

◆「障害」は他人事でなく…厚労省の直近の調査によると、国民のおよそ 9.2%が何らかの「障害」を有していると報告されています。後天性の「障害」の方、先天性の方、様々ですが、天地創造以来、一定数の方々が「障害」を持っている事実があります。その意味では「障害」は“個性”であり、別の角度からみるなら、「障害」を持っていない人の“身代わり(代理)”と言えます。その意味で、「障害」は他人事でなく、自分事です。

◆回復より律法優先でなく…今日のテキストは、イエス様が仮庵の祭りや宮きよめの祭りでエルサレムの神殿に上って来られ、病人の癒しの他、裁判の弁護、御言葉の宣べ伝え等、数々の御業をなされましたが、それを快く思わず、殺意を抱くユダヤ人に対して語られたものです。前章の9章では「生まれつきの盲人」の目を開ける癒しをされましたが、その日は安息日でした。ユダヤ人にとって一人の人の回復よりも律法に違反している行為だ、ということが大問題でした。マザーテレサは言いました。「人々が死を迎える時に、『愛された』と感じながらこの世を去ることができるなら、何でもしたい」

◆あなたがたは神(の子)…詩篇82篇3-4節には「弱い者とみなしごのためにさばき、悩む者と乏しい者の権利を認めよ。弱い者と貧しい者とを助け出し、悪者どもの手から救い出せ」と記されてあります。それが良き指導者(神の子)の務めだと。そしてイエス様はおっしゃいました。「わたしは、良い牧者です」(ヨハネ10章11節a)「わたしと父とは一つです」(同30節)、つまり父なる神から世に遣わされた“神の子”だと。だから父から託された羊のために何でもする、「羊のために命を捨てる」(同11節b)「永遠のいのちを与える」(同28節)「だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできない」(同29節)と。

◆結び…あなたのためにいのちを捨てる、あなたに永遠のいのちを与える、わたしの懐にあなたを抱き、だれも奪い去ることはできないと主は言われます。

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