Posted on 12/10/2023 at 15:09, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『とっさの祈り』(新約に引用されている旧約 その70)(2023.12.10)

これらのもの(天地の被造物)は滅びるでしょう。しかし、あなたはながらえられます。(詩篇102篇26節) /これらのもの(天地の被造物)は滅びます。しかし、あなたはいつまでもながらえられます。(ヘブル1章11節)

◆はじめに…昨日、恵愛園(障害者支援施設)でクリスマス祝会が開催されました。利用者、スタッフ、関係者含め総勢180人ほどの集いでした。午前10時から正午までの約2時間の祝会でしたが、きっと今年、最も早くイエス様の誕生を祝う会だったのではないでしょうか。嬉しかったのは、利用者のSさんが、私が施設に到着するのを外で待ち構えていて、祈ってくれたことです。その間わずか三分ほどでしょうけれども、Sさんのイエス様に対する愛と、他者に対する気遣いは、どれほど父なる神様の喜びになったことでしょう。そしてその小さな祈りの時が、今後の彼と私の歩みにどれほどの恵みをもたらすか、それは計り知れません。

◆預言者…本主日アドベント第二主日は「預言者」を想起する時です。旧約聖書は39巻の書物で構成されていますが、モーセ五書(5巻)・歴史書(12巻)・詩歌(5巻)、そして預言書(17巻)に分類されますが、預言書は預言者たちに託されたメシア来臨の預言が、イエス様の誕生によって成就したことを象徴しています。アドベントは“到来”とともに“冒険”という意味ですから、大胆に困難(危険)な場所に踏み込むということです。困難な闇の世に、希望と平和と喜び、そして愛を携えてイエス様が来られる、そのメッセージを預言者は伝えると同時に、預言者は再臨のイエス様をも預言しています。

◆復興…今日のテキストの前節は、ネヘミヤ書9章6節と基本同じ内容です。主が天地万物を創造し、生かしておられると。ただそれらは滅びると。しかし、あなた(主)はいつまでもながらえる。ネヘミヤは、そのリーダーシップによって、神殿の周囲を取り巻く城壁、そして民の復興(復活)を導きました。そのきっかけは、エルサレムに先に帰還した親類から、エルサレムの困難な現状を聞いたからです。内外の敵による再建工事の妨害に対してもあきらめることなく工事を遂行し、わずか52日間で城壁の再建を完成させました。

◆とっさの祈り…その原動力は主に対する“とっさの祈り”でした。私たちも、困難な課題に直面します。しばしば困難な壁に突き当たります。自分の力では解決できませんが、主に祈り、主に委ねるとき、門は開きます。主が開けてくださいます。そのために天の父が、独り子イエス様をこの地に遣わしてくださったのです。その真実を私たちは聖霊様によって確信することができます。

◆結び…アドベントの日々、イエス様の御名で祈れる幸いを感謝します。

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