Posted on 02/04/2024 at 18:28, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『頑迷預言のちインマヌエル預言』(新約に引用されている旧約 その75)(2024.2.4)

それゆえ、主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける。(イザヤ7章14節) /「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる

(הָאֵ-ל עִמָּנוּ)、という意味である。) (マタイ1章23節)

◆はじめに…今週の7日で私は還暦(満六十歳)を迎えます。六十年前の2月7日は、ビートルズが初訪米した日。またその年は「東海道新幹線が開業」し「東京オリンピックが開催」された年です。戦後の経済復興が進み、加速度的に経済が成長していた年と言えます。六十年前、貧しかったけれども社会全体に明るさと活気があったことが当時の写真や映像から伺い知れます。それは、私たちの親世代の人々が自らの生活、そして家族を支えるために必死に働いて来た努力あってのことです。還暦を目前にして、六十年の年月の重みと、第二の人生の重責に圧倒されています。言えるのは“自らの力ではどうにもならない”ということです。

◆福音=インマヌエル(神、私たちと、共に)…さて、前回のイザヤ書6章9-10節は「頑迷預言(がんめいよげん)」と呼ばれ、その呼称の通り、心を迷わせ、頑なにする預言で、理解するのが難しいみことばでした。今日のテキストのイザヤ書7章14節は「インマヌエル預言」と呼ばれています。この聖句は聞き覚えのある個所だと思います。イエス様のご降誕を記念する待降節の際に必ずと言ってよいほど朗読されるからです。その意味で「イエス預言」と言い換えても問題ありません。この「インマヌエル(神、私たちと、共に)」は、「キリスト教の教えの中心を示す言葉、その内容説明である」と言われます。つまり福音の根幹です。

◆神…最初に神が存在し働かれます。ここで神の存在と働きの先行することが表明されています。この神が「私たち」と共にいるという神の約束ゆえに、「私たち」は、その事実を未だ知らない者が知るように呼びかけられている「私たち」として教会の壁を越えて、広い世界に向かって開かれていることを告げています。

◆私たちと…すでに見た通り、インマヌエルはイエスの「名」の言い換えですから「イエス様がわれらと共にいる」ことを表しています。約束の成就として私たちを罪から解放し、罪赦された新しい人として日々新しく創造して下さいます。

◆共に…イエス様の苦難、十字架、復活を通して、神様は私たちをご自分と和解させて下さいました。ゆえに神様はご自身のためでなく「私たちのための神」です。この和解の出来事に包まれて「私たちと共に」イエス様がいて下さいます

◆結び…イエス様が私たちと共におられ、日々創造され、永遠におられます。

〔毎日曜午前10時からのリモート礼拝に参加希望の方は事前に電話連絡後、 スカイプ名 nobuyuki matsumoto にアクセスしてください〕

 

 

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