Posted on 05/31/2015 at 06:42, by matsumoto
兄弟たち。私は今、あなたがたに福音を知らせましょう。これは、私があなたがたに宣べ伝えたもので、あなたがたが受け入れ、また、それによって立っている福音です。
(Ⅰコリント15章1節)
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- はじめに…先週、Sさんが教会を訪ねてくださいました。いろいろお話をする中で、ふだんは私と同じ介護の現場で働いておられ、また私と同じ年齢でした。Sさんは、キーボートが趣味ということで、「ちょっと弾いてもいいですか」と、ピアノを奏でてくださいました。今日のタイトルの「静まって知れ(Still)」をご存知で、ピアノの基本パターンを覚えるのに良い曲だと教えてくださいました。
- 福音の核心は…聖書の基本、中心テーマは“福音”です。パウロは、ローマ人への手紙で、みずからを「神の福音のために選び分けられた使徒、キリスト・イエスのしもべ」(ローマ1章1節)と自己紹介をしています。また、今日のテキストでは「福音を知らせましょう」と言っています。では、その福音の核心は何でしょう?
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- 十字架と復活の主に…それは、言わずもがな主イエス様の“十字架と復活”です。イエス様の生き様の中心です。そのイエス様の生き様をつぶさに記したものが「福音書」です。十字架へと向かって行かざるを得なかった、そのイエス様の生き様は、病人に触れ、いやし(マルコ1章41節他)、差別に苦しむ人を解放し(マルコ5章34節他)、裏切り者(マルコ14章68節他)を赦す、そんな生き様でした。
- いのちがけで近づくこと…病と差別に苦しむ人々は、当時の社会の常識を踏み越え、恥も外聞も捨てて、いのちがけでイエス様に近づきました。それらの人々をイエス様は迎え入れ、「あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい」と、回復を告知されました。このイエス様のことばをある精神科医は、次のように置き換えています。「あなたは私を、神を、信じる力を持っている。そしてそれによって他者や世界を信じる力も持っている。その力があなたを救った。それはこれからもあなたを救い続けるだろう」。イエス様は自らのいのちを十字架に投げ出すことも厭わず、信頼する者をふところに迎え入れ、生き直す力をくださるお方です。
- 結び…新しい一週間、皆さんお一人ひとりイエス様に信頼し、イエス様から力をいただいて生きる一日一日となるよう、祝福して祈ります。
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