Posted on 07/05/2015 at 02:27, by matsumoto
詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。(エペソ5章19節)
はじめに… 私の働いているデイサービスには、軽度の認知症の方が結構な割合で通所されています。Kさんも、その内のお一人。ある日、入浴介助のとき、浴室から何やら聴き覚えのあるメロディーが聞こえて来ました。Kさんが口ずさんでいらっしゃたのですが、『歌いつつ歩まん』(新聖歌325番、聖歌498番、賛美歌21 358番、新生賛美歌437番、韓日讃頌歌455番)
ベットに伏しているところに…作詞は、エリザ・ヒューイット(Eliza・Hewitt 1852-1920)さん。主席で師範学校を卒業して教師に。しかし、心無い少年の暴力で脊髄を損傷し、先の見えない病床生活を送ることに。日に日に加害少年に対する憎しみの感情が膨らみ、悲しみとつぶやきで信仰も風前の灯に。私は私の嘆きで疲れ果て、私の涙で、夜ごとに私の寝床を漂わせ、私のふしどを押し流します。(詩篇6篇6節)
人を通して…そんなエリザの病室に毎日、掃除をしに来る黒人のおばさんがいました。彼女は掃除をしながら、いつも感謝に溢れて、賛美し、笑顔を絶やすことがありませんでした。「恐れや嘆きを賛美に変える力を、いつもイエス様が与えてくださるのよ」と彼女。
主が近づいて来られる…そのひと言が、エリザの信仰回復のきっかけになったのです。そのときからエリザの闘病生活は感謝と喜びと讃美の日々へと変わったのです。そのような中で『歌いつつ歩まん』の歌詞が生まれたのです。“歌いつつ歩まん…この世の旅路を”“Singing I go along life’s road / Praising the Lord, praising the Lord / Singing I go along life’s road / For Jesus has lifted my load ”“내 앞길 멀고 험해도 나 주님만 따라가리(私の進む道が遠く険しくても、主だけに従っていく)”
結び…新しい週、どのような道(road)を歩んでも、主(Lord)が皆さんお一人ひとりに近づき、重荷(load)を負ってくださいます。主を賛美しつつ感謝と喜びに皆さんの内側が満たされるよう、祝福して祈ります。
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