Posted on 02/12/2017 at 18:45, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『福音された奥義(黙示録 その25)』(2017.2.12)

第七の御使いが吹き鳴らそうとしているラッパの音が響くその日には、神の奥義は、神がご自身のしもべである預言者たちに告げられたとおりに成就する。」(ヨハネ黙示録10章7節)

  • はじめに…今年は2月11日が、ユダヤ暦のトゥ・ビ・シュバット「樹木の新年」と呼ばれる日です。この時期、聖都イスラエルでは、他に先立って春の到来を告げるように、アーモンドの白い花が咲きます。(また真っ赤なアネモネの花が野原一面に咲き誇ります。)ゆえにアーモンドはヘブル語で「シャケード」(=揺り起こす、目覚める、見張る)を意味します。
  • 預言者エレミヤ…ところで、アーモンドと関係の深い預言者と言えばエレミヤです。預言者としての召命を主から受けた時、「何を見ているのか」との主のことばに対して「アーモンドの枝を見ています」(エレミヤ1章11節)と答えました。主はエレミヤに「わたしのことばを実現しようと、わたしは見張っている(=ショーケード)からだ」(同12節)と語られています。つまり、春の到来を知らせるアーモンドの枝は、春(新しいいのち)を告げる主ご自身の象徴だということです。(この他にアーモンドと関連のあるものとして①アロンの杖=祭司の職務、②七枝の燭台=希望の光があります。)
  • 巻き物を食べる…今日のテキストで、ヨハネは御使いの手から巻き物を取って食べています(黙示録10章10節)。同じようにエレミヤも食べています(エレミヤ15章16節)。ヨハネが食べた小さな巻き物は、開かれていました。公開されていたものです。“公開された奥義”であり、すでに預言者に告げられており、将来、成就するものです。今日のテキストにある「告げられた」というのは直訳すれば“福音された”ということばです。将来、成就する福音とは何でしょうか? イエス様の再臨です。イエス様の再臨の希望を、使徒ヨハネは食べ、内に貯えたのです。
  • 患難と聖霊…再臨の希望が腹に落ちる、血肉となるためには苦き福音とも言える御言葉の数々、絞り出すような祈りの体験があったことでしょう。神の国に入る備えは“水と霊”(ヨハネ3章7節)、すなわち“患難と聖霊”です。
  • 結び…新しいエルサレムに愛するすべての者を迎えるために万物を保ち、福音を伝えておられる主に、感謝と喜びと賛美を捧げます。

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