Posted on 05/14/2017 at 20:56, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『オメルの第33日目(ラグ・バオメル)』(2017.5.14)

 

ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日、その日に、巨大な大いなる水の源が、ことごとく張り裂け、天の水門が開かれた。(創世記7章11節)

 

  • はじめに…先主日の午後、Tさんのお見舞いの帰り道、少し黄金色に色づいた畑を見つけ、「もしや!?」と思い、脇道に入って確認してみるとやはり大麦でした。過越の祭りの2日目に「初穂の祭り」として大麦の束(オメル)を主にささげることがレビ記23章10-11節に記されてあります。それからペンテコステ(五旬節)まで毎日、大麦の束を捧げるよう指示されています。
  • オメル第33日…大麦の束を捧げる際、「今日は第23日目、オメルを数え始めて3週間と2日」というように数を数えながらささげるそうです。その33日目が「ラグ・バオメル」という祭日になっています。このオメルの第33日目に関連する出来事がいくつかあります。①バル・コクバの乱(132年)の指導者ラビ・アキバの2万4千人の弟子の疫病の収束、②1948年イスラエル国防軍の誕生、そして③ノアの洪水のはじまり
  • ノアの箱舟…箱舟の寸法は長さ300キュビト、幅50キュビト、高さ30キュビトです(創世記6章15節)。長さ、高さは幕屋の3倍の寸法です。幕屋9つ分が箱舟の容積になります。明らかに(将来の)幕屋を意識して設計されています。この箱舟にノアの家族8人とすべての生き物一つがいずつ(きよい動物は七つがいずつ)が入りました。また食料も積み込みました。まだこのときには、祭りの規定や礼拝の仕方の明確な指示は、主からありませんでしたが、「神とともに歩んだ」(創世記6章9節)ノアですから、何がしかの方法で主にささげものをささげ、礼拝していたことでしょう。
  • 屋上の間で…イエス様の復活、昇天からペンテコステまでの間、使徒たちはエルサレムにある屋上の間で心ひとつにして祈っていました。大麦の束を神殿の祭司にささけげることはしなかったと思いますが、オメルを数えて覚えていたと思います。そしてオメルの第33日目には、ノアの洪水のみことばを霊想していたかも知れません。その祈りのなかでⅠペテロ3章18-22節の奥義をペテロは悟ったのかも知れません。
  • 結び…ノアの洪水の出来事に想いを馳せつつ、聖霊様の満たしのなかで祈りのときを持つことができるよう、祈ります。

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