Archive for 7月, 2016

Posted on 07/24/2016 at 19:52, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『祭壇(聖なる幕屋 その8)』(ヨベルの年 第46週)(2016.7.24)

 

 

祭壇をアカシヤ材で作る。その祭壇は長さ五キュビト、幅五キュビトの四角形でなければならない。高さは三キュビトとする。(出エジプト記27章1節)

 

  • はじめに…自転車通勤を始めて約20日が経ちます。健康状態は、すこぶる快調です。出勤前に「日本の都市公園100選」のひとつに選ばれた公園で黙想タイムを持っていますが、昨日は「納涼まつり」のために盆踊り用のやぐらが設営されていました。
  • 五…今日は「祭壇」から主の御旨をともに尋ねたいと願っています。今日のテキストには祭壇のサイズが記されていますが、キュビトをメートルに変換すると、長さと幅が約2・2メートル、高さ約1・32メートルになります。これはちょうど盆踊り用のやぐらと同じくらいです。聖書で“5”は、主の恵みを象徴する数字です(イザヤ61章1-4節、ヨハネ1章16節参照)
  • 祭壇の位置…幕屋の周囲には垣が設けられていましたが、長さ(東西)百キュビト、幅(南北)50キュビトの長方形をしていました。50×50の正方形を二つ並べた形になる訳ですが、それぞれを対角線で結んだ位置の一方に祭壇、他の方には契約の箱が置かれていました。半分で折り曲げることが出来れば、ピッタリと重なる位置に配置しているのです。
  • 降られる主…つまり祭壇と契約の箱には、密接な関連があるということです。祭壇は天から降され十字架で死なれたイエス様。そして契約の箱はイエス様の約束の成就として降臨された聖霊。父なる神様が、世界の基の置かれる前から持っておられる私たちに対する愛の現れです。愛の主は、降って来られ、罪をあがない、私たちと共に生き、内に住まわれ、親しく愛の交わりを永遠に持って下さるお方です。そのお方を心から礼拝(ワーシップ)すること、すなわち「霊のささげもの」、このことに勝る価値、祝福は何もありません(ローマ12章1節、Ⅰテサロニケ5章23節参照)。礼拝が、私たちの力の源であり、私たちの人生の目的です。この力は天地を創られた主からのものです。
  • 結び…今週一週間、皆さんにとって、私たちをあがない、私たちに喜んで生きる力を与えて下さる主に祈り、感謝をささげる恵みの一日一日となるよう、祝福して祈ります。
Posted on 07/17/2016 at 04:27, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『垂れ幕(聖なる幕屋 その7)』(ヨベルの年 第45週)(2016.7.17)

 

 

青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で垂れ幕を作る。これに巧みな細工でケルビムを織り出さなければならない。(出エジプト記26章31節)

 

  • はじめに…先週の月曜日、叔父が亡くなったとの知らせがありました。叔父は私と私の弟のことを自分の息子のように可愛がってくれました。叔父についての思い出はいろいろありますが、その内で最も印象に残っていることは、阪神大震災の時、破裂した水道管から漏れ出る水を求めて集まって来た人たちの見守りをしていたことです。
  • 垂れ幕=イエス様…垂れ幕はイエス様を象徴しています。青=神の子、紫=王、緋色=神のしもべ、、亜麻布(白)=罪のない聖なる御子を表わしています。「巧みな細工」(聖霊の御業)とは、両側に美しい模様が見えるように織られているということです。つまりイエス様の麗しさを、人も父なる神も見ている(あるいはイエス様が人と父なる神をご覧になっておれる)ということです。
  • 四本の柱…垂れ幕は、金をかぶせたアカシヤ材の四本の柱につけられていました。「四」は“すべて”“誰でも”を意味する数字です。そして四本の柱は銀の台座の上に据えられていました(出エジプト26章32節)。つまり贖い金(一人あたり銀半シェケル)で作られた銀の台座ですから、キリストの贖いの上に据えられた、すべてのキリスト者です。黙示録に記されてあるとおりです(黙示録3章12節)
  • 仕切りであり入口…垂れ幕は聖所と至聖所を仕切っていました。そして年に一度だけ、大祭司が垂れ幕を通って至聖所に入ることができました(ヘブル9章7節)。しかしイエス様が十字架に掛かられ、霊を渡されたとき、(神殿の)垂れ幕は上から下まで真二つに裂け、永遠の贖いが成し遂げられられ、このときから、いつでも大胆に恵みの御座に近づくことができるようになったのです(マタイ27章51節、ヘブル9章12節、ヘブル4章16節)。垂れ幕は私たちの肉の身体(自我)であると同時に、キリストの身体です。私たちの自我が裂かれ、キリストの身体が裂かれるとき、創造の主のことばを聞き、親しい交わりが完全に回復されるのです。
  • 結び…イエス様の十字架の贖いによって罪赦され、永遠のいのちに生かされている喜びを分かち合う皆さんお一人ひとりであるよう、祝福して祈ります。
Posted on 07/10/2016 at 03:59, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『幕屋の板(聖なる幕屋 その6)』(ヨベルの年 第44週)(2016.7.10)

 

 

幕屋のために、アカシヤ材で、まっすぐに立てる板を作る。(出エジプト記26章15節)

 

  • はじめに…今日は、参院選の投開票日。選挙権年齢が18歳に引き下げられて初めての国政選挙ということで、人々の関心が高まっているようです。政治参加意識が高まり、投票所へ行くことも大事なことですが、世界の基を据える前から私たちを愛しておられる主なる神様を礼拝することは、信仰者にとっては更に大切なことです。
  • アカシヤ(シッティーム)…幕屋は、聖所の入口のある東側を除いて、他の三方をアカシヤの板で覆って造りました。ユダヤ教のラビによれば、アカシヤ(シッティーム)の性質を、その4つの頭文字から「シャローム(平和)」「トーバァー(親切)」「イェシュアー(救い)」「メーム(赦し)」と解釈されます。これは、イエス様に贖われた教会の性質です。
  • 手間を掛ける…荒野に生育するアカシヤは、硬く丈夫で、腐食したり虫に喰われたりしません。しかし鋭いトゲがあり、まっすぐに伸びません。このアカシヤを幕屋の板(たて約4・4メートル、はば約66センチ)として用いるためには、相当な手間が掛かったことと想像されます。主は手間を惜しまれません。きれいに仕上げられたアカシヤの木目は、そのままでも充分美しいものです。また、ふしやしみがあるものもあったでしょう。それを金で覆っています。
  • 銀の台座…その板をまっすぐに立て、隙間や段差なく設置するために、板の下には2つのほぞ(手)があり、銀の台座にしっかりとはめ込まれています。この銀は、民が捧げた贖い金(各々半シェケル)で造られました。つまりアカシヤの板としての教会は、この世の荒野で、銀の台座(時価約2億円)の上に立っているのです。すなわち、神の小羊なるイエス様の血(お金に換算できない)によって買い取られて立っているのです。投票用紙を投票箱の中に入れた手は、しっかりと贖い主なるイエス様を握っているのです。
  • 結び…新しい週、この世の価値を手離して、しっかりと贖い主を握って歩まれる皆さんお一人ひとりであるよう、祝福して祈ります。

 

Posted on 07/03/2016 at 18:33, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『覆いの幕(聖なる幕屋 その5)』(ヨベルの年 第43週)(2016.7.3)

 

 

幕屋を十枚の幕で造らなければならない。すなわち、撚り糸で織った亜麻布、青色、紫色、緋色の撚り糸で作り、巧みな細工でそれにケルビムを織り出さなければならない。(出エジプト記26章1節)

  • はじめに…今月から自転車通勤を始めました。教会(自宅)から職場まで約35分掛かりました。往復でほぼ1時間。日々の健康の維持管理とガソリン代節約の効果が楽しみです。
  • 4枚の幕…さて、今日は幕屋を覆う4枚の幕から、御言葉を聞きたいと願っています。幕屋の幕の構造は、内側から①亜麻布、②山羊の毛、③雄羊の皮、④ジュゴンの皮の、4重の構造になっています。それは人間の皮膚の構造(筋肉、皮下脂肪、真皮、表皮)に似ています。そして構造とともに機能があるように、4重の幕は、それぞれに霊的な働きを象徴しています。
  • 亜麻布の幕(ミシュカーン)…私たちが家を建てるとき、「どんな天井にしようか?」と、天井から考える人は、まずいないでしょう。ところが主は、天井としての亜麻布の幕の製造から指示されました。巧みな細工でケルビムが織り出されていました。聖所(そして至聖所)に入る者だけが見ることができました(創世記3章20節参照)。また、この幕は2枚をつつなぎ合わせて作られました(エペソ人への手紙2章21-22節参照)。
  • 山羊の毛で織られた幕(オーヘル)…ベトウィン(アラブ系の遊牧民)の多くは、山羊の毛で作られたテントで生活していて「毛の家」と呼んでいます。黒ずんだ色をしています。つまり山羊の毛で織られた幕は、罪の象徴であり、罪のためのいけにえとなられたイエス様の象徴です。11枚の幕で出来ていて、5枚(恵み)と6枚(人)の幕がつなぎ合わされています。
  • 雄羊の皮の幕…3枚目の幕は、赤くなめした雄羊の皮の幕です。身代わりとなって十字架に掛かられたイエス様の象徴です。この幕は内側からも外側からも見ることは出来ません。霊眼によってのみ見ることが出来ます(黙示録19章13節参照)。
  • ジュゴンの皮の幕…そして一番外側の幕が、ジュゴンの皮で出来た幕です。見栄えのするものではありません。この幕は、苦難のしもべの象徴です。
  • 結び…私たちを完全に覆って下さり、内側に満ちておられる主に感謝を捧げます。
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