Archive for 7月, 2015

Posted on 07/26/2015 at 05:06, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『主よ御許に』(賛美シリーズ その15)(2015.7.26)

 

そのうちに、彼は夢を見た。見よ。一つのはしごが地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、そのはしごを上り下りしている。(創世記28章12節)

 

    • はじめに…義父が4月30日に召天してから3カ月になります。その日、眞津代牧師はミシェルさんと交代して久枝さんの看病をしている時でした。そして4日後、久枝さんが召天。今、この瞬間も主の御許で主を仰ぎ、主を賛美しつつ、喜びで輝いていることと確信しています。今、この地で礼拝を捧げている私たちも、その天の礼拝の末席に加えられていることを信じます。
    • 夢…今日の聖書のテキストは、葬儀や記念会で歌われる讃美歌『主よ御許に』の主題となっている一節です。日の暮れたベテルで石を枕にして横になったヤコブ。その彼に夢を通して示された主の啓示です。一つのはしごが天から地に向かって立てられ、天使が行き来しているという啓示です。
    • 告白…夢から覚めたヤコブは、畏れつつ「ここは神の家、天の門」と告白しました。天と地の通路です。
    • はしご=十字架…新約時代になって、イエス様がナタナエルに語られました。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたはいまに見ます」(ヨハネ1章51節)。旧約時代の啓示の意味が、より具体的になっています。「はしご」は「人の子=イエス・キリスト」であり、十字架につけられたイエス様だということです。主は語られます。「わたしはあなたとともにあり、約束したことを成し遂げるまで、あなたを捨てない」(創世記28章15節)。今、苦難と孤独の中にあったとしても、そこに主がともにいて下さり、苦難と孤独を身に負って下さいます。
    • 結び…今週一週間、たとえ苦難と孤独が襲っても、そこに主が離れず、ともにいて下さり、天の門を開き天使を遣わして下さり、慰めと平安で満たして下さいます。皆さんの上に限りない主の祝福をお祈りします。
Posted on 07/19/2015 at 19:16, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『エルサレムの平和』(賛美シリーズ その14)(2015.7.19)

 

エルサレムの平和のために祈れ。「おまえを愛する人々が栄えるように。おまえの城壁のうちには、平和があるように。おまえの宮殿のうちには、繁栄があるように。」(詩篇122篇6-7節)

 

  • はじめに…過日、「愛を積むひと」という映画を観ました。東京の下町から北海道に移り住んだ夫婦。仕事一筋だった夫が手持ち無沙汰になるのを気遣って、妻が石塀づくりを頼む。完成を見ることなく、まもなく心臓発作で妻が他界。その後も妻の夢を叶えるためにひとつ、そしてまたひとつと、石を積み続ける夫…。
  • 城壁…城壁は外敵、災禍からの守りの象徴です(エレミヤ1章18-19節)。ですから城壁の内側は平安です。また自制心(節度・礼節)が保たれていることの象徴です(箴言25章28節)
  • 旧市街…ソロモンが神殿を建てた(紀元前10世紀)場所が、現在のエルサレムの東のはずれ、 四角く城壁に囲まれた、旧市街地(約1平方㌔メートル)と呼ばれる場所です。 ゼルバベルも同じところに再建(紀元前515年)しました。この場所は「モリヤの山」 といわれるアブラハムがイサクをささげたところでもあります(創世記22章2節)。現在「岩のドーム」が建っています。その西側には「聖墳墓教会」(ゴルゴタの丘があった場所)があります。この旧市街はユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地です。いさかいも絶えませんが、せめぎ合いつつお互い共存しています。
  • エルサレムの平和…平和は与えられるものではなく、イエス様が語られたように、“つくり出す”ものでしょう。しかし平和は武力で得るものではなく、キリストの十字架によって敵意を廃棄することです。エルサレム(約125平方㌔メートル)の平和は、この地上のことにとどまらず、天上に及んでいます(黙示録21章2、10節)。むしろ天上のエルサレム(約308025平方㌔メートル)から地上に流れて来るものです(同16節)。今日も主が、私たちの内に礎石を据え、平和の城壁、そして聖霊の宮を築いて下さっています。
  • 結び… 新しい一週間、主の平和を顕す皆さんお一人ひとりであるよう、祝福して祈ります。
Posted on 07/12/2015 at 04:30, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『主はあなたを守る方』(賛美シリーズ その13)(2015.7.12)

 

主は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。主は、あなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。(詩篇121篇7-8節)

はじめに…先週、うみのうたキリスト教会(岡山)へ出かけて来ました。翌日にはシオン朝美教会(愛媛)まで足を伸ばし、お交わりをさせて頂きました。「過去10年来、こんな大雨は経験したことがない」と教会の皆さんが口々におっしゃるほどのゲリラ雨に見舞われました。けれども私たちがシオン教会に着く頃には小雨になり、帰る時には良いお天気になり、瀬戸内の美しい景色を眺めながら帰路につくことが出来ました。

美人は信仰によって生き!?…シオン教会の壁面には数々の聖句の書かれた額が飾られていました。その中のひとつに「義人は信仰によって生きる」(ローマ1章17節)がありました。その日、シオン教会に集まられた方は、ご高齢の5人の姉妹方でした。皆さんの笑顔が輝いてらっしゃったので、「義人」の文字が「美人」に見えました。

シオンは輝き…「美の極(きわみ)なるシオンより神は光を放ち給へり」(文語訳)とのみことばが詩篇50篇2節にあります。美の極みは、シオンの輝きです。シオンは、神がおられる所、御心が行われる所、聖徒が主と共にいる所、即ち天国です。美の極とは、美しい形ではなく、また美しい音楽でもなく、美徳です。愛です。愛の行いです。私たちの内側にあるシオン、御国に住まわれる主が、暗き世に光を放ってくださるのです。

主が守り、生かしてくださる…今回の出張旅行は、まさに都上り、巡礼の旅でした。主が旅路を行きも帰りも守ってくださり、霊、たましいを照らして導いてくださいました。私たちの人生は平坦ではなく、危険や誘惑、患難、災いに直面します。しかし必ず主は、私たちの全生涯の道のりを守り、導いてくださいます。

結び…新しい1週間のみならず、皆さんお一人ひとりの生涯を守り、輝かせてくださる主に栄光をお返しします。

 

Posted on 07/05/2015 at 02:27, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『歌いつつ歩まん(Singing I go)』(賛美シリーズ その12)(2015.7.5)

 

詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。(エペソ5章19節)

はじめに… 私の働いているデイサービスには、軽度の認知症の方が結構な割合で通所されています。Kさんも、その内のお一人。ある日、入浴介助のとき、浴室から何やら聴き覚えのあるメロディーが聞こえて来ました。Kさんが口ずさんでいらっしゃたのですが、『歌いつつ歩まん』(新聖歌325番、聖歌498番、賛美歌21 358番、新生賛美歌437番、韓日讃頌歌455番)

ベットに伏しているところに…作詞は、エリザ・ヒューイット(Eliza・Hewitt 1852-1920)さん。主席で師範学校を卒業して教師に。しかし、心無い少年の暴力で脊髄を損傷し、先の見えない病床生活を送ることに。日に日に加害少年に対する憎しみの感情が膨らみ、悲しみとつぶやきで信仰も風前の灯に。私は私の嘆きで疲れ果て、私の涙で、夜ごとに私の寝床を漂わせ、私のふしどを押し流します。(詩篇6篇6節)

人を通して…そんなエリザの病室に毎日、掃除をしに来る黒人のおばさんがいました。彼女は掃除をしながら、いつも感謝に溢れて、賛美し、笑顔を絶やすことがありませんでした。「恐れや嘆きを賛美に変える力を、いつもイエス様が与えてくださるのよ」と彼女。

主が近づいて来られる…そのひと言が、エリザの信仰回復のきっかけになったのです。そのときからエリザの闘病生活は感謝と喜びと讃美の日々へと変わったのです。そのような中で『歌いつつ歩まん』の歌詞が生まれたのです。“歌いつつ歩まん…この世の旅路を”“Singing I go along life’s road / Praising the Lord, praising the Lord / Singing I go along life’s road / For Jesus has lifted my load ”“내 앞길 멀고 험해도 나 주님만 따라가리(私の進む道が遠く険しくても、主だけに従っていく)”

結び…新しい週、どのような道(road)を歩んでも、主(Lord)が皆さんお一人ひとりに近づき、重荷(load)を負ってくださいます。主を賛美しつつ感謝と喜びに皆さんの内側が満たされるよう、祝福して祈ります。

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