Posted on 09/24/2017 at 20:12, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『ローシュ・ハシャナー(新年)』(2017.9.24)

 

イスラエル人に告げて言え。第七月の第一日は、あなたがたの全き休みの日、ラッパを吹き鳴らして記念する聖なる会合である。(レビ記23章24節)

  • はじめに…「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、暑かった夏も過ぎ去り、めっきり秋らしくなりました。昨日は“秋分の日”で真東から日が昇り真西へ沈み、昼の長さと夜の長さが同じになり、もっとも夜の長い冬至に向かって一日約1分ずつ日が短くなっていきます。秋分の日をはさんで1週間が彼岸ですが、この時期の新月(月が欠けて見えない夜)の日が“ローシュ・ハシャナー(年の頭)”、ユダヤ暦で新年になります。
  • 天地創造の日…日本においても月ごとの名称があるようにユダヤ暦においても月の名称があり、新年の第七月は「ティシュリ」です。創世記の1章1節は「ベレシート(はじめに)」というみことばで始まり、天地創造の出来事が記されていますが、この文字の配列を変えると「エベティシュリ(ティシュリの第一日)」となることから、天地創造はティシュリの第一日に始まったとユダヤ教のラビたちによって伝承されています。天地創造が「光よ。あれ。」(創世記1章3節)というみことばによって始められたことを、新年の雄羊のラッパの音が想い起させ、また、数々の罪、過ちの記憶をも想い起させます。そのようにしてみことばの権威に対して畏怖の思いをいだきます。新年礼拝後、会堂から出る際に、「あなたは生命の書に記されていますか」と互いにあいさつを交わすそうです。このようにして自己吟味のときを過ごします。
  • 良い年になるように…その後、イスラエルでは各家庭において、新年が良い年(甘い年)になるようにということで、リンゴにはちみつをつけて食べます。また、翌日の礼拝後、水辺や池に出かけ、ポケットの中のパンくずなどのごみ(罪の象徴)を投げ捨てます。池の中には魚が泳いでいるのですが、魚は目を閉じないことから、いつも神様が見守っておられ、その神様に信頼して生きるという認識を新たにします。わたしたちキリスト者にとって魚はイエス様を象徴していますから、イエス様がわたしたちの罪を贖い、絶えず見守っていてくださるので百パーセント信頼して平安な気持ちで日々過ごすことができます。
  • 結び…贖い主であり、救い主であるイエス様に百%信頼して過ごす皆さんでありますように。
Posted on 09/17/2017 at 17:17, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『喜び、祈り、感謝』(2017.9.17)

 

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。(テサロニケ人への手紙 第一5章16-18節)

  • はじめに…先週は、シューマン波(地球の周波数)が徐々に上昇しているということをお話ししました。さらにシューマン波と脳波には密接な関係があること、脳波が上がれば怒り・不安の感情に支配されることをお話ししました。このような環境だからこそ、新天新地を望み見つつ、祈って脳波を低く維持することが大事なこと、信仰者の使命だというお話をしました。
  • 時間が無い…ある方からの質問。「李天秀牧師の本を読むと、一日のうちである一定の時間を聖別して祈り(異言の祈り)をするように勧められていますが、日常生活(家事・仕事・子育て)が忙しく、祈りの時間が確保できないのですが、そんなときは“ながら”でもいいのでしょうか?」。もちろんOKでしょう。神様の望みは“絶えず祈りなさい”ということですから。一定の時間を聖別して祈ることが勧められているのは、祈りの楽しさ、素晴らしさ、喜びを体験することが大切だからです。
  • 祈りは生理現象…鼻歌の感じで祈れたら最高です。“ねばならぬ”ではなく、祈りは信仰者にとっては生理現象なのです。なぜなら祈りは“霊の呼吸”だからです。メディアにもしばしば登場する脳科学者の中野信子さんの著書で『脳科学からみた「祈り」』という本があります。ポジティブ(利他的)な祈りは、「ベーターエンドルフィン」や「ドーパミン」「オキシトシン」などの“脳内快感物質”と呼ばれる物質が分泌されるそうです。つまり、多幸感や快感をもたらし、脳を活性化させ、身体の免疫力を高めるとのこと。また、記憶力が高まり、集中力も増すと、いいことずくめです。ギリシャ語で人間はアンスローポスと言いますが、これは、上(アナ)と顔(プロソーポン)を合わせた語です。ですから人間は“顔を天に向けて祈る者”です。人間は祈る者として神様から創造されたのです。祈ることは人間が人間になる、わたしが本当のわたしとして生きることに他なりません。
  • 結び…神様に向かって祈る者として、本当のわたしを生きる皆さんでありますように。
Posted on 09/10/2017 at 19:40, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『心配無用』(2017.9.10)

 

だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(マタイ福音書6章34節)

  • はじめに…先週、大規模な太陽フレア現象が現れ、電子通信機器等に影響が出ることが危惧されましたが、大きな被害はなく、ホッとしました。1960年代に、こうした磁気嵐の際に、人間の精神活動に影響が生じることが報告されています。太陽フレアもさることながら、シューマン共振(通常平均7.83ヘルツ)が、年々上昇傾向にあり、今年のイースターには瞬間的に90ヘルツを越えたそうです。宇宙規模での変化のときだからこそ、新天新地の希望に生きることの大切さが増していると言えるでしょう。
  • シューマン共振と脳波…地球の周波数であるシューマン波と、人間の脳波には密接な相関関係があることが分かっています。磁気嵐が人間の精神活動に影響を及ぼすように、シューマン波も脳波に作用し、人間の精神に影響することは自明の理といっても良いでしょう。シューマン波が年々上昇し、瞬間値では想像を超える数値が観測(しかもイースターに)される事態は、言わずもがなサタンの働きでしょう。まさにエデンの園におけるヘビのそそのかしです。「それを食べれば神のようになれる」(創世記3章5節参照)
  • 高くなる脳波…このサタンのことばを聞いたエバは、気持ちが高揚したでしょう。そして脳波も上昇したと思われます。この時の脳波は13~30ヘルツのベータ波です。日常の活動モードの脳波です。外の世界に対して働きかける状態です。この状態が進むと、欲が出て、興奮状態になります。ガンマ波で30ヘルツを超える脳波です。こうなると所有欲、支配欲、独占欲のとりこになり、戦々恐々となり、怒りと不安、心配と労苦に満たされてしまいます。
  • 脳波を下げる…イエス様は「神の国と神の義をまず第一に求めなさい」(マタイ6章33節)とおっしゃいました。また「子どものようにならなければ決して天の御国には、入れない」(マタイ18章3節)とおっしゃいました。サタンは“神のように”と言って脳波を高めるようにしますが、イエス様は“子どものように”と言い、他との比較競争で高くなった脳波は下げる(7.83ヘルツ以下)ように語られます。
  • 結び…主イエス様が“いま、ここ”に生きている皆さん一人ひとりを大切に扱い、「思い煩い」(マタ6:30)「恐怖」(マタ8:26)「疑い」(マタ14:31)「議論」(マタ16:8)から解放してくださり、平安で満たしてくださいます。
Posted on 09/03/2017 at 20:49, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『まず神の国と神の義を求めよ』(2017.9.3)

 

だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。(マタイ福音書6章33節)

  • はじめに…わたしの働いているデイサービスでは、先月から急に仕事が立て込んできて、事務仕事に追いまくられる状態に。もうひとつ身体がほしいくらいです。多少のことなら“頑張り”、一時的なことなら“気合い”で乗り越えられるのですが…。
  • “みことば”が頼り…自分の力ではどうにも解決ができないときこそ、“みことば”が頼りです。それで、自分が聞きたい、語ってほしい、今の自分を肯定してくれそうなみことばを思い出したり、聖書(あるいは正典・経典)を開いて確認しようとするのではないでしょうか? わたし自身もそんなふうにしようとします。
  • まず神…ところが、です。なぜか自分がもっとも必要としている聖句をいくら探しても探し切れず、自分の思いとは別の聖句が目に留まるということが、ままあるのです。自分が聞きたいと思っているみことばではなく、本当に必要なみことばが向こう側から遣ってくるのです。それが今回は「まず神の国と神の義を求めよ」(マタイ6章33節)だったのです。わたしは「もうオーバーワークで処理しきれない」という思いでいっぱいで、モチベーションが低下していました。そんなわたしの思いを肯定するのではなく、必要なみことばを下さったのです。それで押し潰されそうだったわたしの霊・たましい・身体は再び生命を取り戻しました。「加えてすべて与えられる」(同6章33節より一部抜粋)「あすのための心配は無用」(同34節)、他第二コリント4章
  • そのあと…先週、加藤一二三九段の『負けて強くなる』(宝島社新書)という本のご紹介をしましたが、実はその本と一緒にもう一冊、何となく惹かれて買った本がありました。それは『介護のススメ!』(三好春樹著・ちくまプリマ―新書)という本です。これがまた単純明快で、目からウロコ。わたしの介護に関わる立ち位置をひっくり返しました。まず「神」、そして「人」、最後に「事」の順序。これが「みことば」と「それに加えて与えられたもの」を通して、神様の示して下さった生命の秩序なのです。
  • 結び…皆さんにとって今、必要なものを主はご存知で、すべて与えて下さいます。皆さんを生かして下さる主に感謝します。
Posted on 08/27/2017 at 21:05, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『マラナ・タ(主よ、来てください)』(黙示録その38)(2017.8.27)

 

主イエスの恵みがすべての者とともにあるように(ヨハネ黙示録22章21節)

  • はじめに…来年、HⅡ-Aロケットに、愛知工科大学と蒲郡の企業が合同で製作している「超小型人工衛星」が搭載され、打ち上げられるというニュースがありました。この人工衛星のサイズは縦・横・高さが10センチの立方体ということです。
  • 立方体…立方体というとモーセの幕屋の“至聖所”は縦・横・高さが10キュビト(約4・5メートル)です。そして黙示録に記されてある“聖なる都、新しいエルサレム”は縦・横・高さが12000スタディオン(約2220キロメートル)で、日本列島がすっぽり入る大きさの立方体です(黙示録21章16節参照)。至聖所も新しいエルサレムもともに立方体であって、神様の臨在される場所です。また大祭司が年に一度入ることが許され、あるいはいのちの書にその名が記された聖徒が永遠に住まうところです。
  • 宝箱…黙示録21章は聖都の外観が示され、22章はその内側の光景が記されています。都の中央に「いのちの水の川」が流れ、その両岸に「いのちの木」があります。「いのちの水の川」は光り輝き、渇きをいやし、「いのちの木」は毎月、実をつけ、その葉は、人々をいやし(力を与える)ます。神と小羊の御座があり、しもべ達は礼拝し神の御顔を仰ぎます。まさに聖都は、外観も内側もともに輝きに溢れている“宝箱”です。
  • 敗北は復活の証…史上最年少プロ棋士の藤井聡太四段(15歳)の怒涛の快進撃のきっかけとなった加藤一二三九段(77歳)。通算記録は2497戦(歴代1位)1323勝(歴代3位)1173敗(歴代1位)。将棋界最多敗戦記録保持者でもあります。「人は生きていく上で敗北を経験せずにはいられない存在。大切なのはいかなる逆境の中でも『希望』を捨てない不撓不屈(ふとうふくつ)の精神」「敗北とは絶望や終焉を意味するものではない」「人間はどんなところからでも出直せる」「『負けました』と頭を下げても、真摯に将棋を指し続けた、その積み重ねが『1100敗』という記録なのです。いわば私の『復活の証』なのです」と、『負けて強くなる』(宝島社新書)で語っています。“主の恵み”とは、まさに将来の希望に裏付けられた復活の力といって良いでしょう。
  • 結び…新しいエルサレムで、主とともに喜んで生きる希望に裏打ちされた日々を真摯に生きる皆さんであるよう、お祈りします。マラナ・タ(主よ、来てください)
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